日本国の研究

著者:猪瀬直樹。文春文庫。

97年に単行本、99年文庫化。
「虎ノ門」、これは何をさして言うのだろうか。 官庁や官僚を示す「霞ヶ関」、政治家は「永田町」に並んで 社団・財団法人を示す新しいキーワードなのだそうだ。 ではこれら政府関係機関がいったいどうしたのだろう。 その答えがこの本なわけです。
文藝春秋連載当時(96年)、442兆円だった財政赤字は 文庫化された99年で560兆円に達しており、 もはや留まる気配すら感じなくなった。 景気対策という錦の御旗のもとに湯水の如く注ぎ込まれる税金は、 実はその多くが国債、地方債といった借金である。 しかしその投入した金額に対して効果のほどはとても 満足できるものではない気がする。 どうして効果が上がらないのか、 ではいったい税金がどのように使われているのか、 これはそんな疑問に対する説明のひとつだろう。 ムダなダム(^^ゞや道路が未だに造られ続けるお話や そのチェック機構がいかにして働いていないか、 ようはそんなお話です。 これを読んで腹が立たなかったら人間ではない。

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