著者:落合信彦。光文社文庫。作品一覧へ
93年刊行の「ザ・プリティ・ボーイ」を文庫化、改題したもの。 (米国のスラングか隠語で「おかま」の意味があるらしい)
今から20年ほど昔、突然ゲイの間で流行しはじめた病気がテーマである。 その病気とは、潜伏期間が異常に長く、気付いたときには 身体の免疫機能が完全に破壊されてしまっており、 3ヶ月ほどで確実に死んでしまうものである。 症状の特徴としては、発熱、発疹、リンパ腺の腫れ、倦怠感、下痢などから はじまり、カポジ肉腫や神経障害、カリニ肺炎を併発して死に至ることが多いという。
ここまで書けばなんの病気か想像がついたと思いますが、 この小説ではそれがなんと某国の秘密組織が悪魔的な計画のもとに 作り出した、という筋書きとなっております。 なかなか面白い読み物でしたが、気になるのは何故に彼がこのような 思わせぶりな作品を書いたのか、ですね。 何かを知っているな、などとつい勘ぐりたくなります。
ところで漢字の題名と、読ませ方の関係が私にはよく理解できません。 どういう意味付けなんだろうか。