@魔境からの脱出
著者:柘植久慶。ハルキ・ノベルズ。
自分の乗っている飛行機が墜落する!
そんな事態に陥ったとき、はたして自分はどのような行動がとれるだろう。
パニックに陥らずに適切な姿勢がとれるだろうか。
墜落後も運良く生きていたとして、南米ジャングルの中で
生き延びていく方法を自分はどれだけ知っているだろう。
知っていたとしても実際に生き残るための体力はそなわっているだろうか。
この本を読んでいると、そんなことが頭をかすめていきます。
そういえば、自然の猛威を描いた似たような小説を思い出しました。
C・S・フォレスター
の「アフリカの女王」という作品です。
場所は違ってアフリカが舞台ですが、
人間の力がいかに自然に対して微力、無力であるか知らされました。
ところで、胴体着陸のときに航空会社が説明している姿勢が
実際には適切でないらしい、ということはいろいろな本で読みましたが、
未だに改められていないのは何故なのでしょうか。(98.02.21)
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Bロマノフ王朝の黄金
著者:柘植久慶。ハルキ・ノベルズ。
「魔境からの脱出」、「最後の海賊船」につづくシリーズ第三弾。
南米ジャングルに墜落した航空機から軌跡の生還を成し遂げた
主人公は、国際的な規模の仕事を手掛ける組織と係わり合いを持ち、
海賊船退治も成功させ、その一員として誰もが一目を置くプロとなっていた。
そして次なる仕事は80年前のロシア革命時にバイカル湖付近で
埋蔵されたといわれる、ロマノフ家の財宝の発掘だった・・・。
ということで既にシリーズ3作目だそうですが、
2作目は読み飛ばしてしまいました(笑)。
何時の間に出てたんだろう・・・。
さて、今回も例によって面白くてページをめくる手がついつい止まらず、
一気に読みきってしまいました。
事態が二転三転してとにかく気を緩めるところがないのです。
早く2作目を入手しなくては・・・。(98.10.05)
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C経済マフィアを消せ
著者:柘植久慶。ハルキ・ノベルズ。
シリーズ第四弾、というわけでこの分野ですっかりプロフェッショナルと
なった主人公にまた新たな仕事が与えられる。
今回のテーマは経済マフィア。
奴らの飽くなき欲望とその傍若無人ぶりは、
一国の経済すら揺るがせかねないものである。
実際、マレーシアがどのような状態にされたか思い起こしてみれば、
奴らの無法がどれほどのものか判ろうというもの。
しかし、法的に奴らを規制することは困難のようだ。
しかも日本のように表面的な辻褄だけを合わせようとする
官僚たちがさらに事態を面倒にする。
国家の将来よりも自分の今年の評価の方が大事とするような連中に
国家中枢を任せておいてよいのだろうか・・・。
だからせめて小説で気分をスカッとさせようではないか、
みたいな作品ですね(笑)。
ちょっと現実逃避めいている気はするが、
まずは気分を高揚させることが大事、ってことで。
そうそう早く2作目を入手しなくては・・・。(99.02.09)
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Dローザンヌの標的
著者:柘植久慶。ハルキ・ノベルズ。
ついにシリーズ5作目。
今回のターゲットは腐敗したオリンピック委員会のクリーンアップ。
とは言っても汚職に慣れきった彼らを更正させるのではなく
一掃してしまう、つまり消し去ってしまうという過激なお話。
一応、IOCではなくWOC、とか名前を言い換えてはあるが、
ただの誤植だと思って違和感無く読めてしまうぞ。
しかしサマランチを言い換えた名前はちょっといただけないな(笑)。
口では改革を唱えながら、形ばかりのトカゲの尻尾きりを
行うだけでちっとも変わらない、恥を恥とも思わない
どうしようもない連中である。
腹立たしいが我々には手の出し様も無い。
せめて物語の中でスカッとしよう、って作品かな(笑)。
だったら次のターゲットは某金満大国の政界と金融業界あたりかな(爆)。
もっとも政界については別の作品でもうやってたな。
じゃあもうこれは銀行しかないな(^^;。(99.06.08)
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E緑の地獄
著者:柘植久慶。ハルキ・ノベルズ。
なんとシリーズ6作目、予想以上に長続きしています。
今回は時事ネタではない(私の予想は大外れ(^^;)けれど、
著者なりの哲学をテーマにしております。
ようは「勝てば官軍」が結論なのだ。
そしてその過程での都合の悪いことは後でうまく隠してしまえば
無かったことにしてしまえるもの。
例えば現在の世界の国割について。
学校ではもっともらしい歴史を教わっているものの、
どこまで本当のことやら。
日本の歴史ですら間違ったことばかりなのに、
世界の歴史がどこまで信用できるものか。
今の日本、確かに外国のことを知らないでもほとんど不都合ないけれど、
いつまでも、あると思うな、親と日本、である。
これは極端な例えかもしれないが、いずれ日本も今までどおりでは
いかなくなるだろう。
目的のために手段を選ばない、とはよくある台詞だが、
今の日本は手段のために目的を選んでないのではないか。(99.10.13)
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Fグーテンベルク聖書奪回作戦
著者:柘植久慶。ハルキ・ノベルズ。
ついにシリーズ7作目。
今回のストーリーは今までの作品とかなり違った趣。
著者の得意な戦闘シーンが全く出てこないのだ。
この人の本で死者が出てない作品なんてありえない、
というくらいいつも激しいものが多かったのに、
今回は何故か頭脳中心である。
だからといってつまらない訳でもない。
むしろスリルはこれまで以上にあったかもしれない。
今回のモチーフはインキュナブラ。もちろん初めて聞く言葉だ。
何でも西暦1500年以前の印刷物を指していうらしいが、
自慢じゃないけどそんなこと私が知るわけが無い(笑)。
この人の本にはちょっとした小道具として、軍事郵便だとか金貨だとか、
さらには本作に登場するファベルジェだとか、
古美術、骨董品のような分野の雑学がところどころに
出てくることが多い。
おそらくは著者の趣味の一端なんだろうが、
私の価値観では一生接することのない分野だろうな(~~;。
そんな世界の知識も得られるのって何か得した気分になる。(00.01.12)
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G砂の迷宮
著者:柘植久慶。ハルキ・ノベルズ。
とうとうシリーズ8作目。
いったいいつまで続くのだろう(^_^;、なんて言っちゃいけないか(笑)。
今回の依頼は人質奪還。
サウディで映画ロケ中のスタッフがイスラム過激派に誘拐され、
多大な身代金を要求された映画プロデューサーからのものだった。
という設定であるが、内容はなんとなくマンネリズムだったような。
このシリーズもそろそろ限界が近いのかもしれませんね。
そこで気になるのはエピローグ。今回の話を受けてそのままの設定で
続きがありそうな内容だったこと。まさか本気じゃないだろうな・・・(--;。(00.04.24)
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H報復手段
著者:柘植久慶。ハルキ・ノベルズ。
まさかのシリーズ9作目(笑)。
しかも不吉な予感があたり、前回の続きモード(--;。
だからこれといった目を引く話がありませんでした、あしからず。(00.08.05)
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A最後の海賊船
著者:柘植久慶。ハルキ・ノベルズ。
98年6月刊行。
もう既に第9作まで読んでしまっており、さらにそれから5年も経過した今ごろになって
読むとなると、当時の感覚と完全にずれてしまっているので、
上の方のような文章はもうとても書けません。
というか、当時はまだ青かったんだな、と自分で感じてしまうが(~_~;、
まあなんですな、「ボブ・リー・スワガー」シリーズでやってしまった過ちと同じことを
再び繰り返した気分、とだけ言っておきましょう(笑)。
そのココロは、こういうシリーズものは決して途中を飛ばして読んではならない、ということ。
ようするに推理小説を読む前に犯人が誰なのかを聞かされちゃったようなもんで、
読んでいてつまらないったらないね(-o-)y=~~~。(05.06.18)
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L暗殺指令
著者:柘植久慶。ハルキ・ノベルズ。
01年10月刊行
えっ、シリーズ第十三弾だって(笑)。なんか間が3冊ほど抜けてるっぽいがまあ細かいことは気にしない(^_^;。
今回の依頼内容は大資本に破壊活動を行う極左連中の排除ということですが、
まあ極左連中がどうされようと知ったことじゃないが、
そうポンポンと簡単にカネで人殺しが頼めてしまう
(頼んでしまう方も問題だが、それを二つ返事で請合う方もどうかと思うわ(w)というのも変な話だ。
こんな小説ばかり読んでいたらどんどん一般と常識がずれていくような気がする(えっ、もう手遅れだって?(~_~;)。
(07.07.30)
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