魔天楼 薬師寺涼子の怪奇事件簿
著者:田中芳樹。講談社文庫。
父親は元警視庁幹部、東大・法卒、27歳の超美人&ナイスバディ警視・
薬師寺涼子。唯一の欠点は「ドラキュラもよけて通る」性格の悪さ。
通称「ドラよけお涼」とは彼女のことだ!
巻末の紹介文をそのまま引用してますが、確かに悪い。
実際にこんな人物が存在したら、さぞや迷惑なことだろうが、
小説として読むぶんには面白くて良い。
現代の日本の構造の問題などを巧みに諷刺した、
とても読みやすい作品である。
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東京ナイトメア
著者:田中芳樹。講談社。
98年刊行。早くも古本屋で100円で入手(笑)。
「魔天楼」の続編です。「ドラよけお涼」シリーズ化なるか。
今回もまたトンデモナイ化け物が登場して大混乱。
有翼人にヒュドラ、エキドナ、ミノタウロス、ゴルゴン・・・。
そしてそれらを率いるのは黒魔術師。
そんな化け物たちよりも人間離れ(謎)した特異な性格のお涼が、
今回は宿敵お由紀と手を組んで暴れまわるコメディ(?)。
例によって政治家や警察の腐敗堕落ぶりをさりげなく、
さらには面白おかしく風刺してくれているから、2倍楽しい。
泉田警部補の不本意ながらも忠臣を務める姿が
結構涙ぐましかったりする(笑)。 ( 00年4月 )
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巴里・妖都変
著者:田中芳樹。講談社。
00年刊行。悪気は無いんだけれど、これも大和の古本屋で100円で入手(笑)。
これは確実に「ドラよけお涼」シリーズ第三弾ですね。
といっても著者の性格からするといつまで続くことやら(苦笑)。
今回の舞台はパリ。敵はお由紀、じゃなくて(笑)、錬金術使い。
まあ、その辺は主題、というか私の興味とは関係なくって(~_~;、
楽しいのは別のこと。今回虐められるために出てきたのは、
警察のキャリア官僚から代議士になった平河勝英という人物。
名前といい経歴といい、まるで誰かさんがモデルのように思えて
しょうがないのだが(爆、わかる方)。
いや、私は某氏のことはけっこう好きなんですけどね(~_~;。 ( 01年12月 )
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クレオパトラの葬送
著者:田中芳樹。講談社。
01年刊行、05年文庫化。
第四弾は(↓)ではなくこちらの作品でした(笑)。
今回の犠牲者はラ・パルマ共和国(?)の元大統領ホセ・モリタ氏。
これだけだと何のことだかわかりにくいのでヒントを出すと、
国は南米の中規模国家で、なんと日本人なのに大統領に就任し、
どういうわけかその後、国を追われて日本へ逃げ出してきた人物がモデルのようです。
例によって糞味噌に書かれていますが(苦笑)、
まったくの作り話というわけでもないだろうから、
どの辺りまでが真実に迫っている話なのか気になるところだ。
雑学、というより、無用な知識に近いけれど、登場人物の口を借りて
南米の怪物・妖魔・邪神が並べ立てられている部分は唖然とさせられる。
一例を挙げると、兇神シペトテク、妖神テスカトリポカ、大蛇の神クムンジアリン、
食人鬼マピングアリ、牛の怪物カマウェト、魔女ブルーハ、人魚シレーナ、
魔鶏バシリスコ、亡霊コンデナード、・・・、
何で調べるのか知らないが、よくもまあ、こんなわけのわからない
名前ばかり見つけるものだと思う。
この人のこういうところがB級マニアに支持される理由なんだね(~_~;。( 05年08月 )
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黒蜘蛛島(ブラックスパイダー・アイランド)
著者:田中芳樹。講談社。
03年刊行。またまた悪気は無いんだけれど、これも大井町の古本屋で100円で入手(笑)。
「ドラよけお涼」シリーズの第四弾にあたるのかどうかは定かでない。
今回の舞台はカナダはバンクーバーでして、どういう意図があるのかは知らないけれど、
ときどき出演者の台詞に何気に紛れ込ませるちょっとした豆知識は、率直に言って勉強になるので嬉しいです。
作家という人種、ときどき強引に自分の主張を押し付けようとする妙な御仁がいるけれど、
だいたいは本がたくさん売れるのに役立つように読者にとって有用な情報を流してくれるものであり、
そして彼ら(彼女ら)は一般人がびっくりするほどに博識なのだ、
というか作品を書き上げるために目を通す本の量がとにかく半端じゃないんだよね。
ところで今回の政治家の被害者、というほどじゃなかったけれど
槍玉に上げられていたのは某東京都知事どのでした(笑)。( 05年06月 )
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夜光曲
著者:田中芳樹。講談社。
05年刊行。今年出たばかりなのに、もう100円コーナーに並んでるし、
もうあんまり人気ないみたいね(笑)。シリーズ第五弾、くらいだと思う、たぶん。
今回の戦場、じゃなくて舞台は新宿御苑などの東京都内、
出てくる化物も人食いボタルとかムカデとかゴキブリとか(-.-;で、
特に凝った伝奇とかも絡んでないし、おそらくもうネタが尽きてしまったんでしょう(笑)。
こちらもあんまり真面目に読む気がしなくなってきたし(~_~;、
まあ今後は古本屋で見かけたら買うくらいかな、って今までだって全て古本屋だし(^o^;。
( 05年11月 )
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