第二次湾岸戦争

著者:大石英司。上・下巻。中公文庫。

戦争で最も必要なことは何か?知恵?勇気?いや違う。金と食料でしょう。 兵器もさることながら兵士のための環境、武器・弾薬の補給が何より必要なはず、 つまり兵站である。現代戦における戦争、戦術レベルではなく戦略レベルの (無能な指導者がもっとも嫌う)話が何となくわかります。戦争を始める、 ということの意味についてちょっと考えさせられます。

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自由上海支援戦争

著者:大石英司。上・下巻。中公文庫。

爆発的経済成長を遂げる中国において、上海を舞台に共産政権打倒を掲げる 動きが。そして日本もその動きに同調して、日中戦争が勃発する。 兵器の質で圧倒的に優る自衛隊の一方的な戦闘が繰り広げられる。 空自と陸自(海自は出番無し)の最新鋭の兵器による戦闘シーンは見物。 この著者に対しいつもながら感心するのは、兵站の重要性を十分に 強調し表現していることです。

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環太平洋戦争

著者:大石英司。全5巻。中公文庫。

サイレント・コア・シリーズ。自由上海支援戦争の続編にあたる。

各巻タイトル
第1巻「発火するアジア」
第2巻「ルビーの泪」
第3巻「神々の島」
第4巻「資源は眠る」
第5巻「南沙の鳴動」

タイの王族士官が座乗する潜水艦がボルネオ海でシンガポールのミサイル艇と衝突、 沈没し着底した。軍拡進むアジア、王族士官の生死如何では戦争状態突入の危機・・・。 一方、中国市場を狙う合衆国は、勃興めざましい東アジアを黙らせる好機とばかり 暗躍しはじめるが・・・。
ドイツと共に常任理事国入りを果した日本が積極的に国際紛争沈静のため PKO、PMFへと乗り出す、という近未来を描いた作品。 ブルドッグ・シリーズとともに、最新鋭の武器・兵器が登場します。 さらにはまだ実在しないような武器も・・・。 とは言っても、突拍子もないような兵器ではなく、ひょっとしたらもう実在しているのでは、 という程度ですけどね。 どちらにせよ、今のアジアにおける日本の立場をよく認識させられる作品です。

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アジア覇権戦争

著者:大石英司。全5巻。中公文庫。

環太平洋戦争の国際関係がさらに激化した サイレント・コアの新シリーズ。 音無隊長率いるお馴染みの面々や、 OH−X改ヘリ、MDディフェンダー攻撃ヘリといった やはりお馴染みの兵器が活躍する、 ストーリーの展開が適度で、とっても読み易い小説です。

第1巻「南沙争奪」
資源不足解消と軍部の不満分散を目論んだ中国軍の海軍艦艇と、 ASEAN諸国が一触即発の状態に。 そこへ常任理事国日本の国連軍がのり込み、ついに戦闘が・・・。

第2巻「深海の覇者」
南沙諸島をめぐる争いは中国とASEAN諸国、 そして国連軍として派遣された海上自衛隊の三すくみとなっていた。 そこへ国籍不明の潜水艦が現れ、中国艦隊へ攻撃を開始した。 通常動力の最新鋭潜水艦同士の闘いの結末は・・・。

第3巻「巨像の鼓動」(98年6月)
改革開放経済が破綻した中国。行き場のない軍部の矛先は台湾へ向けられた。 「二つの中国」でついに戦火が交わされたアジア、 国連常任理事国日本の行動はいかに・・・。
今回はサイレント・コアの面々はサポート役に回っていますが、 配置は相変わらず最前線の金門島。 海自もいつもの面々が出動しております。

第4巻「二匹の昇龍」(98年8月)
台北への非人道的ミサイル攻撃で国際的に孤立した中国軍部は さらに先鋭化、金門島への上陸作戦を決行するが・・・。
中国軍に驚くべき新兵器が出現します。 殺傷能力が無い、なんてところが、よりリアリティを 感じさせてくれますね。 このくらいなら、できそうだ、なんてね。

第5巻「覇権の果てに」(98年11月)
金門島にとりついた人民軍海兵隊を皮切りに 次々と陸軍が繰り出されてくる、・・・が サイレント・コアも必殺の97式ファミリーを投入、 空自もイーグルを繰り出す。 本シリーズ最終巻。果たしてその結末はいかに。

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