存亡の条件

著者:山本七平。講談社文庫。

昭和54年刊行、文庫本書下ろしか否かは不明。
とっても重苦しいタイトルだが、中身も重い。 「進歩」という言葉、かつて日本は黒船に驚き、 打ちのめされ、明治の時代は西欧の模倣こそが 我々の生きる唯一の方法だった。 戦争後は米国をその模倣の対象としてやってきた。 その中で進歩的とされてきたことのいくつかは、 実は紀元前のエジプト下層民の生き方だったり、 ギリシアでやっていたことと同質だったりすることは 意外と知られていないだろう。
追いつくことが目的だった時代はむしろ幸せである。 追い越してしまったとき、目的を失ったとき、 自ら目的を選ぶ、考えることができるだろうか。 これはそんなような内容の本です。

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