「民」食う人びと 新・日本官僚白書

著者:佐高信。光文社文庫。

「新・日本官僚白書」(97年光文社刊行)、 「「民」食う人びと」(97年光文社刊行)を加筆、修正して 1冊にまとめて文庫化。
まずは一言、読めば読むほどに腹が立つ。 断言する。官僚たちは国家のパラサイトだ。 これでプライド捨ててりゃまだ可愛げもあろうが、 威張りくさっているから余計に腹立たしさが倍増する。
ちょっと感情が先走ってしまいました(^^;が、 実際そういう本なのです。 一度官僚になったからには何が何でも利権を求め、 省庁間で醜いまでのぶん取り合いを繰り広げ、 許認可権を人質に恥も外聞もなく天下りを繰り返す。 責任の伴う仕事には手を下そうとせず、 失策があれば覆い隠す体質は全ての官庁に共通事項。 国民の利益、国家の利益、なんて考えはこれっぽっちも無く、 ただひたすら自分の省庁の利益のみを追求する集団。 国家が滅んで国民が死に絶えても、官僚たちだけは 生き残るのではないか。 こいつらを見ていると本気でそう思えてくるから恐ろしい。
田中秀征はともかくとして、管直人や辻元清美がいい方に 描かれているあたりがちょっと怪しいが、 他の政治屋たちがぼろぼろなのは愉快である。 今考えると管直人も身の程をわきまえて厚生省いじめだけに 留めておけばきっと今でも人気が続いてたのにねえ(笑)。
日本語の「官僚」という職業、「ビューロクラート」と訳すと、 アメリカでは「何もしない人」の意味らしい(笑)。 本来の訳は「パブリック・サーバント」とするべきだそうで、 これは逆に日本語に訳すと「公僕」となります。参考まで。

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