著者:呉善花。祥伝社黄金文庫。作品一覧へ
巻末の記述によると97年に祥伝社より刊行(著書名不明)されたらしいが 新書当時のまえがきやあとがきの日付は95年?。
本書をわかりやすく説明すると、日韓文化比較といったところだろうか。 題名からもわかるように日本人をワサビ、韓国人を唐辛子に例えている。 ワサビの辛さを「受け身」、唐辛子の辛さを「能動」とイメージする ところから両者の文化の違いを論じている。 見当外れな意見と思えるものも中にはあるけれど、 それはそれで面白いし、聞くべき意見も多い。
ところで彼女の姿勢は基本的には日本人寄りなんだけど、 本人が意識してかどうか知らないが「誉め殺し」もあったりする(笑)。 というのは日本は分配平等社会の代表
地域間の経済規模には大きな較差がありながらも、日本では、 どの地域に住んでも大差のない公共サービスが受けられる。
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たとえば、アメリカでは公共サービスの責任の大半が州や地方自治体に あるため、裕福な市民を持つ市や町と、財政的に貧しい市や町との 格差がきわめて大きい。
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日本にそうした地域格差が生じないのは、明らかに国家予算のおよそ 二十パーセント(十数兆円)を占める、大規模な地方交付金に よるものと言える。(<おい(^_^;)。「ムダ」こそ社会の肥やし
たとえば、日本人は働きすぎだと言われるが、全体的にはけっして 効率よく働いているとは言えない。
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日本が六〇〇〇万人の労働者によって上げている生産高は、 アメリカでは四〇〇〇万人の労働者で稼ぎ出している。
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たとえば、運輸省が管轄するバス、タクシー、トラック、鉄道、 船舶、飛行機、ロープウェーなどの乗り物や、輸送に関する 規制・許認可事項だけで、約二〇〇〇件もある。 これらの権限を行使するために、どれだけの業務量をどれだけの数の 公務員がこなしているのかは知らない。 が、少なくともアメリカの場合で言えば、 そのほとんどが不要な仕事なのである。 なぜならば、アメリカでは、それら運輸行政に関する規制が 大幅に緩和されているからである。
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社会のムダは、人の問題だけではない。たとえばゼネコンである。 ゼネコン・システムがあるために、数千万円でできるビルが、 一億円かかると言われる
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しかし、このムダのお陰で多くの人たちが仕事を得ていることも 確かなのである。そうした事実からすれば、 それはけっしてムダとは言えないものではないのだろうか。・・・素直に書けよ、ムダだって(~_~メ。