アフリカの雇い兵

著者:W.バーチェット、D.ローバック。訳:國本義郎。筑摩書房。

原題「The Whores of War」
昭和53年、ということは78年の作品だ(ふ、古い。 って今頃初めて読むほうが悪い(笑))。
「傭兵」って書かれれば響きが良いんだけど、 「雇い兵」ってのはなんか響きが違う・・・。 なんでわざわざそんなふうに訳すの、って思うでしょ。 それもそのはず、原題では「Whores」、つまり売春婦、なのだ (日本語訳の表題は全然違うけど)。 これは「金銭で身体を売る」という類似点を刺しているからだそうだ (端的に言えば、その観点は正しい、と思う)。
本書は76年ルアンダで行われた裁判を中心に描かたドキュメント。 それは75年から行われたアンゴラの内戦(?)で雇われた傭兵たちに対する裁判で、 彼らは13人の英国人、米国人たちであった。
本書の目的はこういう傭兵を認めない、無くしたい、という立場から 書かれている(もちろん無い方がよい、くらいには私も思う)。 自分の国の運命を外国から来た人たちに頼るなんて 本来あるべき姿じゃない。 しかし人類の歴史をふりかえると傭兵という職業を 抜きには語れないものがある。 だからこの本を読んで感じることが人それぞれでかなり違ってくると思う。
どうでもいいけど史料としてはともかく、読み物としてはひどくつまらなかった。 取材した人物の発言をそのまま載せているせいもあるのだろうが、 もう少しなんとかならんか、って感じぃ(笑)。

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