本能寺

著者:池宮彰一郎。上・下巻。角川文庫。

00年刊行、04年文庫化。
光秀と信長が出会うところ、義昭の担ぎ出しを奨めにやってくるあたりから本能寺まで、 旧勢力を蹴散らして新時代の創造に突き進んだ信長と、 その偉業の後継者と思い定められた光秀の、時代と隔絶した天才ゆえの悲劇を描く、 これまでにない斬新な解釈で挑んだ作品。
斬新な解釈ゆえ、信長にまつわる俗説は、理想とする信長像に不利となるものはすべて切り捨て、 または解釈の仕方が間違っているとして新解釈を持ち出して、 究極の信長をそこに作り出していく。 一方、光秀に関する俗説も、まずほとんどは否定され、これまた究極の光秀像が出来上がる。 そして、「大天才」信長が創造した新時代の偉業を「もう一人の天才」光秀が継ぐことによって 新しい日本が完成する、と信長が考えていた、らしい、あは、もう、ちょっと付いていけん(~_~;。 でも、まあ、斬新な解釈の百のうち四、五十くらいは意外とよい説だ、というのがありまして、 別に歴史家じゃなくて単なる作家の申すことなんだし、これくらいのほうが小説が面白くてよろしいんじゃないかな (それってぜんぜん褒めてない?(~_~;)。
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