著者:井沢元彦。祥伝社。作品一覧へ
92年『天正十二年のクローディアス』として刊行、96年改題文庫化。
短編七篇からなる歴史小説というより単に歴史人物が登場する推理小説集。 だからタイトルに惑わされずに、軽い読み物と思って読んでみるのが吉。 ただし、ある程度の歴史の知識がないと何が面白いのかわからない作品も中にはあるので、 ちょっと注意が必要かも。以下、短編タイトル『天正十二年のクローディアス』
「葉隠」の武士道というのは、あくまで鍋島の、鍋島による、鍋島のための%N学 これは「武士道は死ぬことと見つけたり・・・」ってやつをそもそも知ってないと面白くないでしょう。『修道士(イルマン)の首』
出ました、名探偵信長シリーズ(笑)。これは特に知識は必要なし。『明智光秀の密書』
これはせめて本能寺と秀吉の大返しくらい知ってないと話のつぼが理解できないと思う。『賢者の復讐』
これもただの推理(でもないか)小説。『太閤の隠し金』
大阪夏の陣と若き日の宮本武蔵が出てきますが、内容はあんまり歴史と関係ない?『暗殺』
これはちょっと含みが多いので、司馬遼太郎を読んだことがあるか、 そうでなくともある程度は明治維新の成り立ちに精通している人向け。『怨の系譜』
これは別にどうでもいいです(笑)。