著者:南原幹雄、新潮文庫。作品一覧へ
96年『戦国武将伝 虎之助一代』で刊行されたものを00年に改題し文庫化。
竹中半兵衛、加藤清正などメジャーな武将と大月義政などマイナーな武将(~_~;を 織り交ぜた7編からなる短編集。以下サブタイトル。「虎之助一代」
皆さんご存知、加藤清正の物語。関ヶ原前後のあたりを扱ってます。 そう、清正って関ヶ原のとき領国の肥後に居たんだよね。 で、西軍に参加した小西行長の領地を掠め取っちゃうわけで、 見かけによらずセコイ人です(って見たことないけど(~_~;)。「あばれ市松」こちらも有名どころ、福島正則のお話です。関ヶ原、こちらは最前線で戦ってますが。 ところでこの関ヶ原って、石田三成と徳川家康の戦いのように思われていますが、 豊臣と反豊臣と考えられなくもないわけで。 ということは徳川に付いたこいつらは豊臣家にとってみれば裏切り者なんですね(笑)。「直江兼続参上」この方も有名な方でしょう。あの「直江状」あたりが描かれておりますが、 よくわからないのは何故に家康が反転したところを後ろから攻撃しなかったのか、と。 タイミングが良かったら徳川勢を崩壊させられたのではなかろうか、 とついつい考えてしまうんだよな、家康嫌いの私としては(~_~;。「城取りの家」竹中半兵衛、超メジャーですね。 金華山、もとい、稲葉山城を落としたときのお話です。 城取りの家というのは、父と祖父が城取りをやっている所以なんだそうで、 稲葉山で父祖三代の城取り、と言いたいみたいですが・・・。「大月一族」大月義政という人物が主人公。 真田幸隆に酷い目にあわされた信州の武将らしいですが(~_~;、まったく知らない名だ。 本当に居たのかちょっと調べてみようかなっと。「赤い軍旗」こちらも知らない、平賀宗隆・政康親子(謎)。 毛利元就と陶晴賢の争いに巻き込まれた安芸か周防あたりのかわいそうな武将のお話。「寝返りの陣」またまた知らない、棚倉棟行っていったい誰だ(笑)。 信州の武将みたいで、武田晴信と村上義清の対決でどちらに味方するか苦悩する物語。 いつの時代も中小というのは苦労するものらしい(~_~;。