著者:中村整史朗、PHP文庫。作品一覧へ
97年文庫書き下ろし。
いまひとつマイナーですが、戦国時代の草分期において山陰から山陽にかけて十一州を席捲し、 かの毛利元就(古い!)をも一時は従属させたほどに凄い武将だったらしい。 しかし、時代が少しばかり古いです。どれくらい古いかというと、 あの三好長慶、の祖父(!)・之長と船岡山で戦ってたりしますから(~_~;。 ま、おかげで義澄擁立側と義稙方両方からの見方ができて勉強になりました。 経久さん、この時代にしては珍しく八十四歳まで生きまして、天文十年没ということは、 あの信長はまだ七歳にしかなってないのでやっぱり古すぎます(笑)。 元就にしてもその絶頂期に戦ったのは孫の詮久(晴久)だったし(苦笑)。
経久の嫡子・政久は若くして戦没してるんですが、 戦場で夜、笛を吹いているところを弓矢で狙われて死ぬという、 どこかで聞いたことのあるような話が伝わっていますが、 どうもこれは政久が文武両道だったということを強調するために 後世につくられた話らしい。ま、あの頃の逸話にはよくあることだ。