天下を汝に 戦国外交の雄・今川氏真

著者:赤木駿介。新潮社。

91年刊行。
これはすごい。何がすごいって、こんな超マイナーな武将で 小説を書いてしまうんだから、その勇気をぜひ称えたい(笑)。 それにタイトルも凄い。言うに事欠いて今川氏真が戦国外交の雄! これを勇気と呼ばずしてなんと言うか(爆笑)。
冗談はともかくとして、親父の義元のほうは桶狭間があるから、 知っている人も多いだろうけど、息子の氏真はあまり歴史の 表に出てこなかったからほとんど知られてないのでは。 実は私もさすがに名前くらいは知ってたけども、 桶狭間の後はさっさと滅んだと思っておりました(^^;。 実際はそれから10年近くも駿河を治めていた、らしいし、 慶長19年まで生き延びていた、らしい(笑)。 さらには氏真が読んだ歌が1700首近く現存しているらしいから驚きだ。
それはそれとして、本作品は小説としてもなかなか楽しめたし、 いわゆる「本能寺」についても興味深い説をとっている、 というか最近はこちらが主流になりつつあるのか。
最近読んだ本では 「天正十年夏ノ記」が近い感覚かもしれないな。 そういえばあれもマイナーな主人公でしたね(苦笑)。

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