闇の本能寺 信長殺し、光秀にあらず

著者:中津文彦。光文社

90年刊行。
「本能寺の変」、決定的な証拠が無い為、未だに議論が分かれる事件ですが、 おかげで困ったことに可能性を論じるだけならいくらでもできてしまうわけで(-.-;。 本書は推理作家らしい描き方の新説、というよりこれは、 別に新説を唱えようとしているのではなく、 単に「本能寺」で推理小説を書きたかっただけでしょう(笑)。
で、この「説」、里村紹巴に目をつけるとはなかなか面白いと着想ですね。 これまでも裏方の一人として諸説に登場してますが、完全な黒幕というのは珍しい気がします。 信長の描かれ方がユニークな感じ(信長贔屓の私としては面白くないが(~_~メ)だし、 利休とか堺の商人たちの会話がさっぱりしていて、 「闇」とかいいながら、あんまり陰湿な感じがしませんでした(苦笑)。
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