闇と影の百年戦争

著者:南原幹雄、集英社。

80年刊行。
商業資本と武力の対決。 新興財閥・大丸屋と島津77万石の壮絶な戦いを描く。 その裏には吉宗公の出世にまつわる紀州家の異常なまで不自然な家督相続。 これに大塩平八郎までからませて、 これは、と唸りたくなるような見事なマッチング。 同時代にあった出来事を、本当は無関係なのかもしれないけど、 それをつなぎ合わせて考えることに歴史小説の醍醐味ってものが あるわけで、これはそういう意味で、ものすごく面白い作品だ。
それにしても大塩平八郎の乱で 「大丸は義商なり、犯すべからず」と災禍を免れた理由が 実はそんなところにあったのか(だから小説だってば(~_~;)。

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