小西行長

著者:麻倉一矢。光文社文庫。

天下を掌握した豊臣秀吉は、ついに無謀な朝鮮侵略を目指す。 キリシタン大名・小西行長は、主・秀吉の野望のままに従うか、それに 背いて神の教えを守るべきか、と苦悩し、闘い続ける姿を描く。 神の教えに反して朝鮮国と闘い続けながら、和平の道を求めて主君を 欺き続ける、という、二律背反、面従腹背の行動をとる行長の苦しみが 非常によく表れている。 そんな彼に理解を示す石田三成と、対照的に敵意むき出しの加藤清正が また、この物語の二面性を強調しているようにも見える作品です。

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