ミクロ・パーク

著者:J・P・ホーガン。訳者:内田昌之。創元SF文庫。

原題「BUG PARK」(97)。
最近はとかく歴史や政治関係を読んでばかりいた私に、 SFといえば異星人や宇宙船、だけではない、ということを 久々に思い出させてくれた作品です。
遠隔操作で操縦するちっぽけなマイクロマシン。 それも直接神経接続によることで超小人の世界を ヴァーチャル体験できる技術が研究されている、そういう分野のSFです。 サスペンスとしても、かなり完成度の高い物語に仕上がっているし、 なんといってもホーガン氏独特の技術へのリアリティの追求度が 今回も存分に発揮されております。 そんな中で登場人物たちが繰り広げるストーリーは、 「逆ジュラシック・パーク」とも言うべきものかもしれない。 少なくとも小説としては申し分ない仕上りです。 その証拠に、一旦読み始めたら何はさておいて一気に最後まで 読まなければ気がすまないくらいだった。 これは上手く映画化できたら 最高の娯楽作品の一つになるのではないだろうか。
もっとも私は「ジュラシック・パーク」を映画でも小説でも 観たこと無いので何の説得力もありませんけど(^^;。

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