大東亜戦争の実相

著者:瀬島龍三。PHP文庫。

98年刊行、00年文庫化。
戦後日本は、大東亜戦争を全面的に否定するところから出発した。 しかし、「多くの反省点はあるものの、存亡の危機にあって、 必死に日本を守ろうとした人々の行動は再評価されるべきではないか」という 考えのもと、72年、ハーバード大学で国際関係学者50人を前に瀬島氏が行った 「1930年代より大東亜戦争開戦までの間、日本が歩んだ途の回顧」の講演録。
日本はなぜ大東亜戦争を戦うことになったのか。 国家存亡の危機にあって、日本人が守り抜こうとしたものは 何であったのか。 当時の日本人の眼で見た、日本人の真実の歴史を、 今こそ現代人は知るべきだろう。
巻末の解説で渡部氏が言っている言葉がわかりやすいので借りると、
戦争に至るまでの日本の「言い分」
つまりそういう本です。 実はそれが大事なことなのです。
今でも多くのマスコミが、特に朝日が、 日本は周りの国に侵略戦争をしかけて、ひどい事をした、 などという記事をときどき扱うけど、 本当に大東亜戦争は単なる侵略戦争だったのだろうか。 また、たまたま日本の軍隊だけが残虐だったのだろうか。 そういうことにしておくと誰かにとって都合がいいのだろうか。 いったいそれは誰のための歴史なのだろうか。 果たしてそれは誰の「言い分」なのだろうか。 そういう歴史しか学校で教えてもらえない今の子供達は不幸である。
戦争は悪いことだ、日本は悪いことをした、と、 何も知らず、考えず、ただ反省する、したつもりでいる、 それだけでいいのだろうか。 いったい過去に何があったのか、 どういう経緯でそうなってしまったのか。 一人でも多くの人がそういうことに関心を持って、 この本を目にしてもらえたら喜ばしいと思う。

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