プライベート・ライアン

著者:マックス・A・コリンズ。 訳:伏見威蕃。新潮文庫。

原題「SAVING PRIVATE RYAN」(98)
「プライベート・ライアン」、直訳すると「ライアン二等兵」って ところでしょうか。一昨年、映画で公開されております。 スピルバーグ監督作品、トム・ハンクス主演、って私は観てへんけど。
物語の舞台はヨーロッパ、ときは1944年。 連合軍による大反攻作戦、そう、ノルマンディー上陸作戦です。 しかし空挺にとっては災難のときで、101はちりぢりになり えらい目に遭った作戦でした。 この101にライアンがいる、という設定のお話です。 (ちなみに同師団はこの半年後、マーケット・ガーデン作戦でまたえらい目に遭うが・・・)
アメリカという国は欠点もたくさんありますが、良いところも多い。 その良い方のひとつは国家の行いに常に国民の目が届いていることである。
だから戦争一つ起こすのに国民をいちいち納得させなければならず、 ドイツからイギリスを救うためにわざわざ日本を挑発して ハワイまで犠牲にしてようやく思いを遂げたことは有名な話であるが(苦笑)。
だからこそ、このような、特定の一平卒を救出するために、 わざわざ大尉率いる一分隊を派遣するというような馬鹿げた命令が 罷り通ることにもなるのはとっても皮肉なことなんだけど。

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