ヒトラーの防具

著者:帚木蓬生。上・下巻。新潮文庫。

96年刊行、99年文庫化
先にお断りしておきますと、これはあくまで架空のお話でありまして、 そのような事実は一切なかったとの前提で読める方だけ読んでくださいね(笑)。 だがしかし、そういう箇所をあえて無視すれば、 これはおそらく当時の独国の、特にヒトラーの、ユダヤ人種や東洋人種軽視思想を 見事に言い当てていることを否めない気がするんだが。 第三帝国要人の脱出劇に関しては、最近読んだ別の作品(ちなみにヒギンズ)もあるので 断定的な物言いが出来ないのだが、この著者の歴史に対する挑み方には感服させられた。 ともかく次の作品を期待したい。
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