最後の海軍大将・井上成美

著者:宮野登。文春文庫。

82年刊行、85年文庫化。
戦前、開戦反対の少数派ながら先見性と合理性故に重用され、 山本五十六、米内光政と共に海軍三羽烏≠ニ謳われた男。 海軍兵学校長当時、敵性語であった英語を圧力に抗して教え続けさせた男。 戦後は復活する旧軍人達を無視して山家に隠棲し、 近所の子らに英語を教えて暮した信念の男の劇的な生涯を描く感動のドキュメント!
以上は巻末の紹介文のコピペ(^^;ですけど、自分の言葉で書き出したら、 書きたいことが有り過ぎて収拾がつかなくなりそうだったので(苦笑)。 海軍三羽烏の一人にあげられながら、米内光政、山本五十六については 数多く伝記や研究がまとめられているが、井上成美については この本が出るまでは一冊も無かったという。 あるジャーナリストは「米内さんにはおんな、 山本さんにはバクチがあって、人間としておもしろ味がありまとめやすいのに反し、 井上さんには何もなく伝記としてまとめるのに誰もがためらったのじゃないかな」 というが、この本を読んだ限りでは十分に魅力的な人物のように思えたけど、 この著者がそれだけ優れていたってことなのか。

作品一覧へ

著者一覧へ