歌唄い/ピアノ弾き・佐々木彩子のサイト - Monthly ちゃん
Vol. 85 2009年7月号
監修責任 : 元・佐々木彩子
編集・発行 : Monthly ちゃん編集部
毎月25日発行
イカシビレ日記 連載第82回

 日々、ひとりで暇な時間はたくさんあって、そんな時何をしているかと言うと、窓を開けて、毎刻変わる天気や空気の色や、木や花の様子を見たり、暑い涼しい湿ってる乾いてるなどの体感を味わったり、しています。言い方を変えれば部屋でほとんどじっとしているわけで、それは、何もしていない、とも言えるのかもしれない。どっちにしろ、そんな風に過ごす一日はとてもいい。積極的に動くことがあまり出来ないのは子供の頃からで、じっとしてぼーっとしてる時間がどうしても多くてそれでもいいのに、近頃は、年は大人だけど全然大人らしくならないなあ、と、多くの人がそれぞれの感じで持つ感慨を、私なりにも持つ年齢となりました。そのちっとも大人らしくならない自分、と言うことについて。マイナスの方から自分を見るといくらでもマイナスで、私ったら出来損ないで、とても開き直れないくらい。大人らしくないなんてやさしい言葉では済まないのかもしれない。でも幸せの方(?)から見て、思うことを書きたいと思ったので書きます。
 私はたまたま、こののどかな土地で、親しい隣人たちがいる村のような一角の中にあるボロくて六畳一間でガスが来てなくて家賃が安いこのアパートの、日当たりがよくて風通しのよい部屋に23歳の頃引っ越してきてから10年余りも住んで、結婚までしても引っ越さず、ここで暮らせていることを、とても幸せに思っています。10年というのは私の34年の人生の中では長い時間で、長い時間を、同じ場所で同じ仲間と見つめ、色々な変化や出来事を共に経験しながら暮らすことがこんなに素晴らしいことなんて、当たり前ですがやってみないとわからないことで、10年やってみるというのは、当然すぐ出来ることではなく、今振り返ってしみじみ、そのありがたさがわかります。それが出来た理由の一つに、私があまり動かないから、と言うのがあるんじゃないか、と思ったりするのです。実はそれよりも、先のことなど何も考えず今に至っているというだけのことなのかもしれませんが、それこそが大事なことで、これからもそうしていきたい。この先、今までになかった厳しい現実が待ち受けているとしても、ひがな空の色を眺めているだけで満ち足りる、この心を失わないように、します。感謝して、味わうのみ。

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日程

必要最小限以下の情報しか載せてないので、すみませんが。

7.11
『ダブルデート〜7.11.いい気分』
w/ 室舘彩 小野章 増岡裕之
池袋 Rock Bar BARREL HOUSE 03-3986-2871
開演:20時 / 投げ銭制

8.08
『なぱふぇす2009 〜水際たつ〜』 / 栃木 那須 ⇒検索
おサイクル(増岡裕之bとのデュオ)で出演

>> 活動記録

窓の下でどんどん伸びる木
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大豆鼓ファーム
渋さ知らズ
編集後記

 この編集作業をしている今日は6月24日。ちょうど十年前の1999年6月24日、吉祥寺STAR PINE'S CAFEで行われた大地底祭。それが、舞踏グループの楽隊長としてではなく大楽団の一員としてでもなく、佐々木彩子の名前が表立った初の舞台でした。その時わたくし編集人も客席に居たのですが、この日の演奏をご覧になった方、いらっしゃいますか。その後まもなく最初のCDアルバムが発売になり、公演回数も増えて行きました。十年、もうそんなに経つのですねえ。ここ最近はゆったりした歩調で活動しています。よろしかったら唄を聴きにいらして下さい。いい唄、あり枡。 (編集人)

次号予告

次号 Vol. 86(2009年8月号)は、2009年7月25日発行予定です。

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