渋さ知らズの豪快乙女だよ佐々木彩子
不破大輔(渋さ知らズ主宰)

 平成(いつまで続くかわかりません)のこの御時世、渋さ知らズの漢(男〈おとこ〉)らしさを担う、佐々木彩子氏が地底レコードから新録音CDを世間に提出する事に相成りました。その名も「空」。(「そら」という事だそうです。『くう』とか『から』ではないとの事です。)で、渋さの英雄であるところの佐々木彩子(諸業でムーチョの歌手です)ですが、その地下活動現場ゆえか御存知ない方も多数いらっしゃるかと。でで、老婆心ですが佐々木彩子のちらっとした履歴なぞを記させていただく事と相成りました。よろしくお願い申し上げます。

 1975年3月東京武蔵野に生を受け、幼少の頃よりピアノを習う可憐な少女だった時代をあっという間に御礼しつつ通過しやんちゃ小娘として僕らの前に姿を表したのはかれこれ10年ほど前「やたらドスの効いた声で唄う女子高生がいる」という評価(噂)とともにだったような覚えがあります。(実際、ライブ会場で所狭しと踊りまくっている彼女を目撃したとの報告は数例ありました。)
 渋谷のビルの最上階にあるジャズ喫茶でアルバイトしていた女子高生は、国立音大声楽科に入学し将来は音楽の教師になろうと日々女子大生を謳歌する、そんな彼女に1994天幕渋さの会場で、大駱駝館の新人舞踏家星野健一郎や青山健一画伯との邂逅がありました。  彼等と意気投合した彼女は、路上表現活動を開始します。これがのちの「舞踏オーケストラ大豆鼓ファーム」の原形となります。
 その後の活動は下にあるとおりですが、姐御肌で人なつこく天真爛漫で剛腕だけど純情な性格は、彼女の唄の衆というユニットによく表れています。フォーク、ロック、スタンダード、ジャズを人ごと飲み込んでしまうような佐々木彩子がこれからほんと楽しみです。

1997年1月、渋さ知らズに参加。この秋、東京工芸大学祭で「大豆鼓ファーム」立ち上げ公演「海人族」の作曲、演奏を担当。以降毎年、大豆鼓ファームは、毎年新作を場所を移して(栃木、宮城、東京、富山、)活動。その全公演の作曲、編曲、演奏を担当。
1999年、初CDリーダーアルバム「あおいとこ」を地底レコードから発表。参加ミュージシャンは片山広明、渋谷毅、太田恵資、加藤祟之、芳垣安洋、植村昌弘など豪華絢爛。
2000年、Chanバンド結成。メンバーは佐々木チャン彩子、不破大輔、川下直広、小森慶子、室館彩、川口義之、つの犬、関根真理、北陽一郎、木村勝利、等が不定期に参加。
2002年正月、剛腕トリオ「姫はじめ」を小森慶子、関根真理と共に結成。
2002年7月。Chanバンドはドイツ、ルドルスタッド世界舞踏音楽祭に参加。更に10月ロシアツアー。
2003年、セカンドアルバム「空」リリース。6月には欧州公演も予定されています。


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