尾瀬紀行

2000年8月21日〜23日の3日間、尾瀬へ行きました。
夫と二人のズッコケ旅行です。またまた失敗の連続・・。(^^)ゞ


【出発】

 初心者向きとはいえ、尾瀬は山歩きなので、計画の段階から気を遣いました。インターネットで知り合った中内さんに助言いただけて、とても心強かったです。ただ、飛行機から列車への乗り換えの時間があまりなくて、少し心配していましたら、やっぱり・・・。飛行機は15分遅れ。もうだめかと思いましたが、東京駅、ダッシュで2分。「新幹線たにがわ」乗り換えに成功!冷や汗をかきました。

 秋気澄む高原駅に降り立ちて


 峠道バスの触れゆく葛の花

 なんと、戸倉から鳩待峠までのバスが、この日から、減便。よく調べなかった私が悪い。ああ、ここで断念か!?と思いきや、おっちょこちょいは、他にも6名。交渉上手の方もいらして、すぐに9人乗りバスを出してくれました。ほっ。
 鳩待峠の水が冷たくて、おいしかった。ここから、尾瀬ヶ原へ、いざ出発!


【尾瀬ヶ原】

 秋茜かき分くるごと尾瀬ヶ原

 広い広い尾瀬ヶ原。私はいつものように、カメラと共に、ぼちぼち歩きます。夫は先へ行ってはベンチで待っています。池塘にはヒツジグサやオゼコウホネ、アオイトトンボなど。嬉しがっていたらだんだん人も少なくなって、尾瀬ヶ原にひとりぽっち。「竜宮小屋」はまだ見えません。

 夕暮れの木道一人吾亦紅

 はじめて泊まる山小屋。「竜宮小屋」は、見晴らしのいい尾瀬ヶ原の真ん中にあります。ご飯がおいしかったぁ〜。
 さあ、出発!ここで、大変な事に気が付きました。私たちは来る時、慌てていたせいで、現金をあんまり持ってきてなかったのです。次に泊まれるだけの持ち合わせがない。山小屋でカードは使えない。ピ〜ンチ!もう引き返す覚悟をして、次に予約してある「長蔵小屋」へ無線で問い合わせてもらいました。「帰ってから郵便振替でいいですよ。」との温かいお言葉。心にしみました。どうもありがとう。m(_ _)m


【白砂峠】

 熊鈴の音を見送る茸かな

 尾瀬沼林道は、狭い急な坂です。「熊に注意」の立て札が出ています。朝は熊もボーッとしていて、人間に気づくのが遅いとか。夫と一緒に歩いていると、笹の向こうで「ガルゥゥ・・・」という声が聞こえたような気がしました。二人そそくさと足早に立ち去りましたが、今考えると、思い過ごしだったのかな?
 日も高くなってきたので、待ち合わせ場所を決めて、二人別々に歩くことにしました。白砂峠までの道はけっこうきつくて、汗を拭いながら、休み休み歩きます。そうしたら、だいたい私と同じペースで歩いていく人がいて、抜きつ抜かれつしているうちに、話をするようになりました。もう何回も尾瀬に来ている地元の人とのこと。趣味の焼き物の話や、昆虫の話に花が咲きました。

 行きずりのリュックに留まる秋の蝶

【尾瀬沼】

 「長蔵小屋」に到着。事情を話して、保険証を見せて、念のため、名刺を置いてきました。優しくお兄さんが応対してくれました。助かりました。
 しばらく、部屋で休んでいると、雨。雨の尾瀬沼もいいなぁと思って、傘を持って散歩に出かけました。

 湿原に雨一斉に虫の声
 「長蔵小屋」では、白砂峠で一緒に歩いた人と、また偶然会いました。夜、談話室でいろいろ話をしました。絵はがきを書いていたその人の職業は、郵便屋さんでした。私は蝶の図鑑を借りて、林道で見た蝶の名前を調べました。結局なんだかお互い名乗らずじまいでした。
 次の日、朝まだ暗いうちに起き出して、尾瀬沼の夜明けを見に行きました。雲が厚くて、朝焼けは見られなかったけど、少し寒くて、湿原独特の靄に、とても幻想的な気分を味わえました。

 朝霧に鳥の羽ばたく池塘かな

 「長蔵小屋」へ戻ると、煙突から白い煙。ちょうど朝ご飯の支度が整ったところです。いいですねぇ。ひとつぶ残さず食べました。山小屋まで、食糧を運ぶのは大変なことです。ありがたいことですね。
 また、自然保護のため、ゴミはすべて持ち帰り。石鹸は使えません。この三日間で、日頃私たちが、どれだけゴミを出しているか、自然を汚しているか痛感させられました。どうもお世話になりました、尾瀬を支えている皆さん。また来させてくださいね。

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