國香酒造(株) 非公認 蔵元の紹介

最終更新日 2003年03月01日

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おことわり

このページは、静岡県袋井市の國香酒造株式会社を、一介の消費者(ただの飲兵衛とも云う)が勝手に応援するページです。國香酒造株式会社が運営するサイトではありません。内容に関する責任はすべて当ページの作者にあり、國香酒造株式会社にはございませんのでご注意ください。

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國香の歴史

松尾晃一 専務(杜氏)

國香」蔵元の松尾家は安土桃山時代から続く旧家で、酒造開始時期は不明ですが一説に元亀年間(1570〜1573)と伝えられ、純米大吟醸の四合(720mL)瓶の箱には「日本の真髄を傳へる酒一つ保って三百年 人は幻と云ふ」と刷られています。 講談で有名な江戸時代末期の侠客、清水次郎長一家の森の石松が愛飲したという伝承もあります。森の石松の「森」は出身地である森町(現在の静岡県周智郡森町森)を指し、國香酒造のある袋井市山田の北東に隣接しています。 酒銘「國香」は、日本の国を代表する菊の花の香にちなみ、日本の酒を代表することを意味し、大日本帝国憲法の発布を記念してつけられました。戦中から戦後にかけての一時期、酒銘「粋君」の遠州酒造(廃業)との企業合同により「遠州酒造(株)周智工場」と称していたものの、鑑評会・品評会には「國香」銘で出品を続けてきました。

平成4酒造年度(H4BY)までは能登・南部の杜氏が醸していましたが、H5BYから蔵元(専務)の松尾晃一氏を中心に酒造りを行う蔵元自醸になりました。松尾専務は20代前半のころ愛知県の「神杉」で蔵人として三季にわたり田中清一杜氏(越後)の指導を受け、國香に戻ってからも酒造期間中は蔵仕事を続けていたので、満を持しての登板といえるでしょう。H3BYには岸田憲三杜氏(能登)の下で麹造りを担当し、その年の酒が平成4年(1992)春の全国新酒鑑評会で金賞を獲得しました。H4BYには「刈穂」(秋田県)「白鹿」(茨城県)を歴任した古川佐一氏(南部)に杜氏が交代しましたが、高齢のため専務が杜氏の仕事のほとんどを代行し、結局、H5BYから杜氏を招聘せず専務が杜氏を兼務することになりました。

蔵元自醸に移行した一年目(H5BY)の酒を対象とする平成6年(1994年)春の全国新酒鑑評会にいきなり入賞し、二年目(H6BY)には平成7年(1995年)春のの静岡県鑑評会の吟醸酒の部で県知事賞(首席)に輝き、「わずか二度の造りでプロの杜氏を超えた」と県酒造界に一大旋風を惹き起こしました。(その後、蔵元自醸では「翁弁天」の岡田酒造と「葵天下」の山中酒造が県知事賞を獲得していますが、最初の栄冠を勝ち得たのは「國香」です。) 2001年(純米酒の部)、2002年(吟醸酒の部)にも静岡県の鑑評会で首席(県知事賞)を受賞し、現在では「静岡酵母で酒を造らせたら右に出る蔵はない」と県酒造界で一目置かれる存在となっています。

新酒鑑評会の成績

國香
1975年頃のラベル
開催年静岡県 名古屋国税局 
(東海四県)
全国新酒鑑評会  杜氏
平成4年(1992)入賞 金賞岸田 憲三(能登) 
平成6年(1994)入賞入賞銀賞松尾 晃一(蔵元) 
平成7年(1995)吟醸酒の部 首席  (中止)松尾 晃一(蔵元) 
平成11年(1999)入賞入賞銀賞松尾 晃一(蔵元) 
平成13年(2001)純米酒の部 首席   松尾 晃一(蔵元) 
平成14年(2002)吟醸酒の部 首席   松尾 晃一(蔵元) 
 ※ 静岡県の鑑評会で入賞しただけ、という年は省略しています。

蔵のある場所

静岡県西部に位置する袋井市の北西部で、西隣の磐田市との境界に沿って流れる敷地川の上流の、北隣の豊岡村との境にかなり近いところにあります。「山田」の地名の通り、田圃と小高い丘に囲まれた田園地帯です。

住所: 〒437-0001 静岡県袋井市山田537 他3筆
電話: 0538-48-6405

世界測地系: 北緯34度48分34秒,東経137度52分8秒 (国土地理院の地形図はこちらで検索)
日本測地系: 北緯34度48分22秒,東経137度52分18秒 (Mapion の地図はこちらで検索)

地図:
  1. 袋井市役所の提供する地図(左上/北西の隅に「國香酒造」)
  2. 国土地理院の 1/25,000 地形図:笠井(北東)
  3. Mapion の「袋井市山田付近」の地図

江戸時代の地名では「遠江國豊田郡山田」です。天保10年(西暦1839年)の 古地図 もあります。



南側から見た國香酒造
蔵の見学
國香
1985年頃のラベル

小さな蔵ですので、見学コースがあるわけでも、案内担当者がいるわけでもありません。酒造期間中の見学はまず無理ですし、それ以外の時期でも配送の都合などで対応できない日もあります。必ず、蔵と取引のある酒屋さんを通して見学予約を入れて、酒屋さんに連れて行ってもらいましょう。一般消費者だけで見に行くのは避けましょう。(まず道に迷います)

どんな時期でも、飛び込みの見学希望は、蔵の迷惑になりますので止めてください。

蔵への交通

1. 鉄道で

最寄駅は天竜浜名湖鉄道(旧 JR 二俣線)の敷地(しきじ)駅ですが、天竜浜名湖鉄道の汽車は1時間に1本あるかないか・最寄といっても蔵元までは起伏のある道を徒歩25分(約2km)・駅前にもタクシーがめったにいない、とまぁローカル線につきものの三重苦です(笑)。実際には東海道線の袋井駅からタクシー(料金は 3,000円弱)で行くのが正解でしょう。

  • 東京方面から: 以下の経路で、東京駅からの所要時間は 2時間30分程度です。

    東京駅−(東海道新幹線)−掛川駅−(東海道本線下り)−袋井駅−(タクシー)−蔵元

  • 大阪方面から: 以下の経路で、新大阪駅からの所要時間は 3時間程度です。

    新大阪駅−(東海道新幹線)−浜松駅−(東海道本線上り)−袋井駅−(タクシー)−蔵元

タクシーの運転手さんが道を知らなければ、「天竜浜名湖鉄道の敷地駅の方に向かって、三川川会(みつかわかわい)のバス停をすぎて、敷地川の東岸沿いに川会と山田の境界にある山田下橋まで」と指示して、敷地川に掛かる山田下橋のたもとでタクシーから降りてください。山田下橋の一本下流(手前・袋井駅寄り)側に「みつかわ」と両側面に書かれた緑色の橋があり、道路を走る車からもよく見えるので、これを目印にするといいでしょう。山田下橋を西側へ渡ったあたりの左手奥に、蔵はあります。なお、蔵には煙突がなく看板類も出していないので、目印になるのは「古めかしく棟の高い、いかにも酒蔵風の建物」だけです。せめて、バス道路から見える側の蔵の壁に「國香酒造」などと大書しておいてくれるといいのですが...

なにがなんでも蔵元まで公共交通機関で行くぞ、という人は、(1) 東海道線 磐田駅から遠州鉄道バス「32系統 磐田市立病院経由 山梨行き」の「三川川会」停留所から徒歩10分、(2) 東海道線 袋井駅から袋井市自主運行バス「市民病院循環」の「市民病院」停留所で同じく袋井市自主運行バス「山田・大日間往復 三川方面行き」に乗り換え「山田橋」停留所から徒歩4分、という選択肢もありますが、絶対にお勧めしません。なんせ、平成14年11月時点で遠鉄バスは平日 1日5往復・休日 3往復ですし、袋井市自主運行バスは2路線ともに1日4往復です。まだ敷地駅から歩いたほうが、確実に時間が読めます。



「みつかわ」と書かれた橋
(國香酒造側から撮影)


山田下橋の西岸にある標識
ここで左を向けば蔵が見える
2. 自動車で

東名高速道路の袋井インターチェンジから10〜15分程度です。ただし、蔵の近辺は田圃と茶畑ばかりで目印になるものが少なく、初めての人は道に迷う可能性が大きいです(笑)。袋井I.C.を出たら天竜市・豊岡村方面へ向かい、三川川会のバス停を過ぎて敷地川の東岸沿いに山田橋まで北上し、山田橋を渡って西岸を南下し、上記の「山田下橋」の標識を過ぎたら右手(西側)に國香酒造が見えます。

  • 東京方面から: 以下の経路で、渋滞がなければ用賀I.C.から 3時間程度です。

    用賀I.C.−(東名高速道路)−袋井I.C.−(北へ約8km)−蔵元

  • 大阪方面から: 以下の経路で、渋滞がなければ豊中I.C.から 4時間程度です。

    豊中I.C.−(名神・東名高速道路)−袋井I.C.−(北へ約8km)−蔵元



山田下橋の西岸(上記標識の前)
から見た國香酒造