●新河岸川・・・過去に何度か鯉釣り雑誌にも取り上げられたことがあり、幾つかの鯉釣りHPなどでも紹介されていますが、実際に竿を出したことのある方の印象としては・・・ 「汚い」、「風情がない」といったマイナスイメージから、「自然が豊富」、「魚影が濃い」というプラスイメージまで様々で、ななかなか一言で表しきれない・・・こんなところからも、この川のユニークさを垣間見ることができます

荒川の支流、川越を源に埼玉県と東京都をまたがって流れ、さらに5本の支川(不老川、砂川堀、柳瀬川、黒目川、
白子川)から形成される河川で、岩淵水門で荒川と合流し以降は「隅田川」と名前を変える・・・このような比較的短いルートの過程で護岸環境や川幅が大きく変わってしまうため上記のような差異が生まれるのかも知れません

●私が和光市に転居した10年くらい前の新河岸川(笹目橋付近)は釣りどころか魚(というか生物)が住んでいるとは
思えない状況(流れがなく、油が浮いてヘドロが沈殿している)でしたが序々に改善され6年くらい前には魚影を目視

できるようになり、釣り人の姿も増えてきました

●さて、鯉釣りという観点から現在の新河岸川(中・下流部)を観察してみましょうか
【川の状況】
中流域から下は潮の干満のある汽水域です。
川幅は大体15m〜30m、広い場所でも60mくらいで全体的に狭いです。
水深は中流域で2〜3m、下流で3〜8m、時々船も往来します。
基本的に護岸されており、下流域は柵ありテラスあり、典型的な都市型の河川です。
水質は・・・お世辞にもキレイとは言えません(笑)
魚類は豊富で、鯉、ヘラ鮒、ニゴイ、ボラ、ハゼ、草魚、ウナギなどが生息しています。
釣りの観点からみた特徴としては、全体的に根掛りが多い、漂流してくるゴミが多い(^^;)、まとまった雨が降るとしばらく釣りにならない(濁流となる)、比較的流れが速い(大潮の下げは特にキツイ)。
【川の画像】
中流域ではこのように自然護岸に近い場所もあり自然も豊富です、カメも多くヘビ、ヌートリア、タヌキも目撃されています。
この辺りでは鳥にパンを与える人が多く、それを目当てに鯉や草魚が集まっているようです。
自然護岸
さくら 新河岸川の周りには桜並木も多く、春になるとこのように花見をしながら釣りできる場所もあります♪これで釣果もあれば言うことナシなんですがねぇ(^^)
典型的な中流域の風景です、テトラ帯は魚の休息場所になっていることでしょう、但し投棄されたバイクや自転車などのゴミもあちこちに埋もれているので根掛りがキツイのは覚悟しましょう テトラ
ソコリ 大潮の干潮時にはこのように川底が露呈する場所もあります、河口からは随分離れているものの・・・干満の影響は相当強いです
ところどころこのようなテラスがあります、公園が隣接しているような場所では休日ともなると家族連れで賑わいます(^^) トラブルのないように気をつけましょう! テラス
タンカー 最も川幅の広い辺りです、ごらんのようなタンカー船も往来しています(意外でしょ?)知らないで竿を出すと・・・大事なタックルを根こそぎ持っていかれ泣くことになるかも・・・ご注意を(^^;)
狙い目としてはセオリーどおり・・・流れ込み、橋脚、ドック、工場の温排水などでしょうか 温排水
【竿の出し方】

竿出し(中流)


中流域の護岸で竿を出す場合は、柵があるので大変な担ぎ込みになります・・・(^^;) フィジカルトレーニングには最適です(笑) また、路に車を置いてセンサーでアタリをとる人もいますが、基本的に駐車スペースはないし、あわてて車から柵を越えて行くのは怪我のもとなのでやはり竿の傍で待機が良いでしょう

下流のテラスで竿を出す場合は選択肢が2つあります
一つ目は手すりの上に船用の竿立てを取り付けて、短竿を使う場合です
この場合、船の往来の邪魔にならないためにも2m以内が良いと思います、また右図のように根掛りが激しいので糸を出さないでやり取りできるだけのロッドパワーも必要となります


竿出し(下流1)

竿出し(下流2)


二つ目はテラスの手前の斜面にアングルを立てて長めの竿を使う場合です
この場合、タモ入れが手すり越えになるので長い竿が邪魔になります・・・竿を縮めるか、鯉を十分浮かせておいて竿を竿立てに戻し糸を持ってランディングするかとなります