1996シーズンの木星 目次

Last Updated 11/15/01


概況

今シーズンの木星はいて座に入り、赤緯はこの12年で最低となります。 地平高度が低いとシーイングの点で不利になるだけでなく、隣家の屋根や電線などの物理的障害物の影響も大きくなり、観測する上で支障が出てしまいます。

今シーズンの木星面は、NEBで久しぶりにはっきりとした拡幅現象が始まりましたが、 全般には比較的穏やかで、

などが観測されましたが、いずれも大規模な現象には至りませんでした。

観測以外では、7月にパリで開かれたSL9の国際会議に参加したのが印象に残っています。 プロの国際会議に参加するのは、92年のアナポリス(米国)に続き2度目です。 日本のアマチュアでは、私の他に田部さんが参加しており、二人で珍道中をしてしまいました。 この会議には「The Giant Planet Jupter」の著者であるBAAのRogers氏も来ており、いろいろ話をすることができました。 また、パリ天文台やムードン天文台には古い観測記録が保存されていて、17世紀のカシニによる生の木星スケッチという「お宝」を見ることができ、大満足でした。

この年は仕事が忙しく出張が重なったため、 90年代ではスケッチが100枚に届かなかった唯一のシーズンとなってしまいました。


木星の暦(UT)

合  1995年12月18日 21時43分
西矩 1996年04月05日 21時58分
衝  1996年07月04日 11時42分
東矩 1996年10月02日 00時01分
合  1997年01月19日 13時07分

月毎の観測

観測日数  スケッチ  CMT 
1996年2月の観測 2  2  0 
1996年3月の観測 4  4  4 
1996年4月の観測 7  8  18 
1996年5月の観測 7  12  35 
1996年6月の観測 6  8  19 
1996年7月の観測 8  15  69 
1996年8月の観測 12  19  58 
1996年9月の観測 5  6  14 
1996年10月の観測 6  6  10 
1996年11月の観測 3  3  4 
1996年12月の観測 1  1  2 
合計 61  84 233 

展開図

全面展開図 1996年7月17日〜27日

ドリフトチャート

大赤斑と永続白斑などのドリフトチャート
SEBs〜STrZの模様のドリフトチャート
NNTBの模様のドリフトチャート

自転周期

主な模様の自転周期

観測記録

スケッチのリスト
CMTのリスト

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