1998-99シーズンの木星 目次

Last Updated 01/21/01


概況

このシーズンのハイライトは何といっても、

の2点につきるでしょう。 どちらも合の頃に起こったため、その決定的瞬間はガリレオ探査機ですら観測していません。 これらの現象に気づいたのは5月でしたが、春先からの悪天候に阻まれ、実際に観測できたのは7月になってからでした。 新永続白斑「BE」は輪郭が不明瞭な上に周囲のSTBが淡化していたため、16cmではかなり難しい対象でしたが、それでも8月や11月頃はやや白っぽくなり、捉えやすくなっていました。 一方、Mid-SEB outbreakは発生後から急速に拡大し、8〜9月にはSEBの半周近くが不規則な白斑で埋め尽くされ、壮絶な様相を呈していました。 同様の活動は1980年代にも何度か観測されましたが、今回の活動は、 などの点で、過去に例のないものでした。

他には、STBに顕著な小暗斑が見られ、STBnのジェットストリーム・スポットではと疑われましたが、通常の南温帯流(South Temperate Current)に属するものでした。 また、9月頃から大赤斑前方にdark streakが発達し、一時はSouth Tropical Dislocationのような状況になりましたが、あまり長続きはしなかったようです。


木星の暦(UT)

1998年02月23日 08時51分
西矩 1998年06月18日 01時34分
1998年09月16日 03時02分
東矩 1998年12月11日 18時23分
1999年04月01日 06時10分

月毎の観測

観測日数  スケッチ  CMT 
1998年3月の観測 1  1  0 
1998年4月の観測 1 1 1
1998年5月の観測 7 7 7
1998年6月の観測 4 6 11
1998年7月の観測 7 10 33
1998年8月の観測 11 24 80
1998年9月の観測 9 19 88
1998年10月の観測10 18 68
1998年11月の観測 9 15 54
1998年12月の観測 7 9 23
1999年1月の観測 5 5 16
1999年2月の観測 4 4 4
合計 75 119 385

展開図

全面展開図 1998年9月9日〜16日

ドリフトチャート

大赤斑と永続白斑などのドリフトチャート
NEBnのbargeなどのドリフトチャート

自転周期

主な模様の自転周期

観測記録

スケッチのリスト
CMTのリスト

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