三女:MD21 AX−1の部屋

三女でーす

 三女です。結構波乱の人生を送っています。
 生まれは平成?年。
 肺活量250cc、ほんのちょっとだけワイルドな、小娘です。


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お洒落は足元から(99.01.02NEW)

死地からの生還
そして、平和な日々

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@死地からの生還

なんだこりゃ?

バラバラの三女その1 バラバラの三女その2

 この写真はなんだと思いますか?実は、これは三女が家に来た時の姿です。見ての通り バラバラです。いろんな登場の仕方があると思いますが、この登場の仕方はなかなかのイ ンパクトがあるのではないでしょうか?

 この娘は、もらわれっ子です。比喩的な意味ではなく、本当にもらわれっ子です。

 次女を授かった時、手軽な原付か、高速道路も走れる250ccか悩んだのですが、コ ストを考えて80ccを選択しました。しかし、250ccの余裕のある走りに惹かれて いたのは否定できませんでした。
 次女ができてから数ヶ月、いつも見ている掲示板に、ある広告を発見しました。
 あげます:ホンダバイクAX−1。
 記事を見ると、2年位放置の不動車との事。というわけで、タダで引き取ってくれる人 募集中、という事でした。早速に、連絡を取って現物を見学。バッテリーは当然死んでい ましたが、フロントフォーク等には特にサビもなく(2年放置でしたが、カバーがきちん とかけてあったのがよかったのかな)見た目は大丈夫そうでした。
 で、引き取り当日、お祭り騒ぎとバイクが好きな悪友(次女の項でも登場)と2人で迎 えに行きました。そこからが、大変だったこと‥‥‥

 バッテリーを交換しても、セルは動かず。何回か動かしてみたところ、ようやくセルが 回転。どうやら、スイッチが錆びていたらしい。が、セルは回るがエンジンはいまだかか らず。クリーナーキャブを吹いたり、押しがけしたりと必死に闘うが、やはり駄目。相当 強情な娘らしい事に、今更ながら気づいたりしました。
 仕方ないので、強制執行。とりあえず車に積んで帰ることに。が、2人で乗っていった 車は、ジムニー。登録上は軽トラックとはいえ、車内は普通の乗用車。
 うむむ‥‥‥悩んだ挙げ句、その場で分解してジムニーに積み込むことにしました。
 それからが大変でした。作業場所は、小学校だか中学校の脇。その場で工具を持って二 人掛かりで手術開始。折り悪く、雨の降る真っ昼間、男が二人、道端でバイクをバラバラ にする姿は、見ていてとても異常だったことでしょう。
 交通は少ないと言っても道っぱた、たまに通る人がギョッとした風な、見ちゃ行けない ものを見たような、そんな表情で通りすぎていきます。バイク泥棒にしてはやる事が大胆 かつ豪快、さてコイツら何もんだ?ってな感じだったのでしょう。
 サービスマニュアル首っ引きで路上で作業すること数時間。結局、フロントタイヤ+フ ォーク、カウル一式、燃料タンク、シート、キャリア、ハンドル、を取り外し箱根組木細 工も真っ青な難解なパズルに挑戦して、なんとか車内に収納成功。フロントタイヤ+フォ ークだけは入り切らなかったので、車の屋根に搭載する事となりました。
 そこまで詰めて、ふと気づいたこと。あ、助手席がない。つまり、車のオーナーである 悪友の座る運転席以外は、私の入り込めるスペースがなくなってしまったのでした。仕方 ありません、私はバラバラ末娘の入り込んでいる車室の奥に、こじんまりと収まる事とな りました。そこから、家までの道すがら、隣に止まった車の運転者&助手席の皆さんが、 ギョッとしたようにこっちを見るのがとっても印象的でした。いやはや。

 そんな大馬鹿な道中を経て、無事なんとか帰宅。夜も遅いというのに投光器を持ち出し てとりあえず形を復活させました。再度、乗用車からジャンプアップしてセルを回し続け ても駄目。結局、タンクを外して近所のガソリンスタンドに直行。車で行ったのですが、 車の燃料蓋を開けてくださーい、と合図する兄ちゃんに三女のタンク(胃袋?)を手渡し て、古いガソリンを捨ててもらい、代わりにレギュラー満タンにしてもらいました。新し いガソリンに替えた所、この超低血圧気味の娘もようやくお目覚めとなりました。が、ア イドリングはするのですが、そっからが全然駄目でした。

 アクセルをほんのちょっとでも開けるとストン。(関係ないですが、ホンダの単気筒エ ンジンがストールすると、なんとも嫌なキーン!と言う音がするんですよね‥‥‥)何度 やっても、散々キャブクリーナーを吹いても、ストン。最後まで強情な娘に根負けして、 その日はそこまでと致しました。

 それから一週間、帰宅してからの地道なレストア作業を行いました。アクセル開けると エンストする理由は、キャブレターを分解して一目瞭然となりました。な、なんと、メイ ンジェットが完全に詰まってました。長年のアカでしょうか、とにかく、変なゴミが詰ま っていたのでした。アイドリングだけはしてくれたのは、スロー系は詰まってなかった為 でした。多分、キャブのフロート室に溜まっていたガソリンが変質して悪さをしたんでし ょう(フロートが固着してなかったのは幸いでした)恐るべし、不動車。恐るべし、時の 流れ。

 キャブのオーバーホールが済んで、よし、明日はキャブをドッキングして、組み上げて 遊んでやろう!という段階までようやく漕ぎ着けたのが、確か金曜だか土曜の事でした。 ちょうど、何かの用事で、その翌日は出かけており、帰宅して見たところ‥‥‥ああっ! なんと、玄関に置いてあったはずのキャブが組み付けられており、外してあったカウルも 付いて、組み上げられてしまっているではないですか!

 なんと、レストア作業を見ていた家族が、組み付けて、動かして、初乗りまで済ませて しまった後でした。楽しみにしていたのにぃ!ちょいとショックな、復活記念日となりま した。更に、カウルの組み付けが間違っていたっつうのも、ショック2倍という感じでし た。おいしい所を持っていかれて、後始末が残ったというかなんというか。

 ま、そんなこんながありましたが、この娘のおかげで、バイクという物を結構な所まで いじる事(エンジン、ミッション、ブレーキとかは、まだ手を出していませんが)ができ て、いい勉強になりました。

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@そして、平和な日々

 復活したこの娘ですが、現在もやんちゃにしています。置き場所が、長女の後ろになっ ていて、長女を外に出さないと遊びに行けない為、可哀相にあんまり動いてなかったので すが、今は実家においておいてもらい、そっちで乗ってもらってます。更に、売っぱらわ れそうな事もあったりして、ちょっとスネているかな?最近。しかし、2年の不動車生活 から這い上がってきただけあって、バイタリティ満点。しぶとく居座り続けるようです。

 乗ってみると、加速ポンプが付いている事もあって、相当元気に走ってくれます。なん だかんだでオフロード車なので、近所の土手みたいなところで、昇り降り昇り降りしたり して遊んでいたりもします。サスがフワフワで、ちょっと不安な時もあるのですが、その お陰で乗り心地はグッドです。さすがはアーバンオフローダー。唯一不満な点と言えば、 燃料タンクが9リットル(リザーブ抜いたら7リットルちょい)と、少ないと言う事です ね。200キロ行く前に燃料補給しないと、リザーブに入って、ちょっと不安な思いをす る羽目になります。それ以外は、不満はなし、かな。

 最近、ホンダのホームページを覗いたら、カタログ請求コーナーからAX−1の名前が 消えていたような気がします。もしかして、生産中止になってしまったのでしょうか?ど なたか情報知りませんか?自分の乗っている車が生産中止になるのは、ちょっと寂しいで すね。ふう。

 ちなみに、長女・次女の所でも話のあった、カタログを持っていると何故か手元に、の ジンクスですが‥‥‥この三女の時も当たったりしました。元々、AX−1という機体は 気になっていました。バイクに乗るならオンロードよりオフロードと思っていました。そ の頃、友人(いっしょに三女をバラしたのも同一人物)がXLR BAJAに乗っていまして、そ の2灯式のライトが格好ええな、なんて思っていました。けど、そこまで本式にオフロー ドする気もないな、なんて思いながらカタログを見ていた所、目に付いたのがAX−1で した。
 オフロード車風の車体(NX250がベース)に都会風(うぷっ)のカウリングを被せ たこいつは、今は珍しくもありませんが当時としては斬新な、シティオフローダーとして 登場しました。しかしながら、結局当時はバイクの免許も取らず、いいなぁで終わってい ました。
 が、結局、こうやって手元に来てくれました。やはり、想い続けることは大切なんだな、 と思う今日この頃。ならば、この際、とんでもないもののカタログを入手して、ずっと持 っていれば、もしかしたら入手できるかもしれないな、なんて。
 とりあえず、手元にボファースの対戦車ミサイルのカタログがあるんだが‥‥‥
 手元に来ても困るなぁ。
 もし、まっすぐこっちに飛んできたら、それは大問題だし‥‥‥

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@お洒落は足元から

 さて、もらわれっ娘の三女ですが、それだけにいろいろと問題がありました。
 特に問題だったのが、タイヤです。おそらく、新車当時についていたタイヤそのまま だと思うのですが、相当擦り減っていました。リアタイヤに至っては、スリップサイン まであと1ミリ位のところまで削れていました。
交換前のタイヤ

交換前のタイヤ

 さて、これでは困るなぁ、という事で、タイヤを新品に替えてあげる事にしました。 どうせ交換するなら、ちょっと目先を変えてみよう、なんて思ってみました。
 狙いは、オンロードタイヤです。どうせ三女でオフロードを走ることはほとんどないし、 ちょっと泥遊びでしたら次女の方が得意です。だったら、三女がよく走るオンロードでの 運動性能を上げてあげよう、という優しい親心。

 というワケで、私の弟(バイク狂い)の懇意にしているバイク屋で、ちょっとあうタイヤ を見繕ってもらいました。幸いなことに、AX−1は前後ともチューブレスタイヤです。 普通、オフロードバイクは、スポークホイール+チューブタイヤという組み合わせになるのですが、 AX−1はどういうわけか、アルミキャストホイール+チューブレスタイヤというオンロードバイク と変わらない構成になっています。 ということで、サイズさえ合えば、オンロード用のタイヤを簡単にはめることが可能なのです。

 ところが、意外にぴったりのサイズはないものです。ちなみに、AX−1のタイヤは、 上記の変な構成のおかげで、オフロード用タイヤだとほとんど選択の余地がありません。 純正でついていたのは、ダンロップのK460とかいうタイヤでした。 オンロード用なら、よりどりみどりだろうと思ったのですが、これがこれが。
 結局、ちょっとサイズが違うのですが、まぁ、大丈夫だろうというサイズのものがあったので、それをはめることにしました。 ちなみに、前後ともにダンロップで、フロントがF14、リアがK327Aというタイヤです。
交換後のタイヤ

交換後のタイヤ

 どうです?意外にしっくりくるもんでしょう。
 一見、スーパーバイカーズ仕様に見えません?(ダメ?)オシャレになったと思うんだけど‥‥‥

 交換して変わったことは、走行中の振動が減ったことでしょうか。まぁ、オフロード用のブロックタイヤ から、オンロード用のタイヤに替わったのですから当然でしょうか。

 あと、大きく変わったのがリアブレーキの効きでしょう。
 今までは、ちょっと強くリアブレーキをかけると、簡単にタイヤがロックしてしまい、恐い思い をしたものでした。こりゃ、リアブレーキが相当効くんだなぁ、なんて独り合点していたのですが。
 タイヤを交換したら、リアタイヤがロックしにくくなり、なんかリアブレーキが効かないような 感じになってしまいました。もっかして、今までリアブレーキが効きすぎだったのではなく、単にリアタイヤ が全然グリップしてなかっただけ?‥‥‥きっとそうなのでしょう。

 まぁ、なんにせよ、不安だったタイヤも交換できて、めでたしめでたし。
 次は、もっと不安なブレーキ回りのゴム部品の交換か‥‥‥

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