極北の波涛「オホーツク焼」

作陶の現場





陶工・塩入稔の言葉

バブルがはじけ、仕事は三分の一に減ったけれど、
この不況の中
「オホーツク焼」を使って頂けるお客様には感謝の気持ちで
作陶には三倍力が入ります!
視力の低下、体力の衰えは感じますが・・・創作意欲は満々、
新作、大作造りに日々奮闘しています!






土練り

土練りは機械で、轆轤形成前に手練り(菊練り)。




轆轤(ろくろ)

轆轤はプロの真価が問われる。




仕上轆轤

固まったところで整形の仕上轆轤。

仕上轆轤 押印



蝋(ろう)付け

乾燥後、素焼き。
ろう付けは、手ロクロを回しながら蝋を付け釉薬が付かない様にする(はじかれる)
蝋付け=蝋抜き=蝋引き (同じ意味で産地により呼び方が異なる)

素焼窯出し 蝋付け 窯詰め



薬掛、窯入れ、窯出し

釉薬は調合が微妙。
窯入れは慎重に、丁寧に。
窯出しは仕上がりが心配でもあり、楽しみでもある。
窯出しは感動の瞬間、その感激は経験者にしか分からない。

薬掛 窯入れ 窯出し




* 現場の様子の撮影は 2007年10月、 「薬掛、窯入れ、窯出し」は1998年

* 一昔前(1998年)の現場の様子は、←こんなだった

* オホーツクのロマン
同じ材料、同じ調理、 でも何かが違う、 それが器. 器は料理の着物、 器からうま味が染み出てくるよう目でも味わう. 木の葉は古代の器、 だが、 木の葉ばかりが皿じゃない. 網走にモヨロ貝塚というのが有って、 古代の人類の食糧事情が明らかにされている. 当然、貝殻を食器としても利用したに違いない. オホーツク焼のルーツは、その辺に有った、 と、言えば、歴史の捏造になるだろうか. 悠久の時を経て現代に蘇ったオホーツク焼、 古代のロマンを内に秘め、 それは、 未来へと引き継がれて行くだろう.