| <「赤ずきん」の秘密/刑務所(ムショ)のすべて |
| 「赤ずきん」の秘密//アラン・ダンス編 紀伊国屋書店 [bk1]→■ |
| 有名な童話「赤ずきん」には、グリム版、ペロー版を代表に、ヨーロッパのみならずアジア
にまで数多くの異話が存在している。それらに見られる相違点については数多くの謎があり、さまざまな仮説が立てられてきた。研究者
達のそれぞれの視点・立場からの見解を示された12篇の論文等が収録されている。 あまり読みやすいとは思えない。こういう分野に詳しいか、よほど興味のある人じゃないと少々しんどいでしょう。論文とかですからある程度読む側にも専門知識が要求されますね。 同じものに対する違った意見というものは読んだりするとなかなか考えさせられるものがります。そういった意味では楽しめた。個人的にはもうちょっと美醜の生々しく感じられるものとかないかねと思ってしまった(笑)。グロい論にも文に美が欲しい。ま、論文にそれは無理か……。 |
| 元刑務官が明かす刑務所(ムショ)のすべて//坂本敏夫 日本文芸社 [bk1]→■ | |||||||||
| 刑務所には何を持ち込めるのか、どんな生活があるのか。衣食住から出所するまでのプロセスに至るまで、元刑務官の著者が明らかにする。何というか、これから入るかもしれない人に向けてかかれているような気がしないでもない。 刑務所についてのアレやこれや……困ったことに、読んでいると「実践」したくなってくるのである(笑)。しかしそのためにはつまり、犯罪を犯して刑を課されてムショに入らなければいけないというわけで……さすがにそれはマズイですよねぇ。 そんな感じの、奇妙な魅力が溢れた一冊。なかなか興味深い内容であるということは確か。身内が入所することになった場合にも役立ちそうではあります(いや、そういう身内はいない……と思うけど)。 意外だったのは、「差し入れ」ってほとんどダメっぽい、ということですね。こういった点の規制は知らない人も多いのでしょう。取り敢えず読んでおいて損はしないかも。 |
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| 遺品整理屋は見た!孤独死、自殺、殺人……あなたの隣の「現実にある出来事」//吉田太一 (扶桑社) [bk1] [Amazon] | ||||||
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人は死ぬ時、様々なものを残していく。遺品、遺体、死の痕跡や臭い……そういったもの全ての整理・除去を請け負う業者の実体験をまとめた一冊。その死とは、病死、孤独死、自殺から殺人まで。 読んでいて「ほほう」と思うのは、やはり死体の跡が残ってるところか。死体をどかした後も、そこにどんな姿勢で死んでいたかの跡がしっかりと残ってしまうとは初耳。そして人の死後に起こる、お掃除系トラブルの数々に、「なるほど気軽に死ねないな〜」と言う気が。後にのこす人に思い切り迷惑をかけたいならいいかもしれないが、「あいつらの世話になんかなるか!!」とか思っている人は、孤独死や自殺はアウトだなぁ……。 自殺は借家でやると、その後の補償問題に発展しかねないとか、死体が溶けちゃってるような現場でも警察は掃除しないとか、血痕もそのままだとか……いやー、いろいろ生々しいしグロい。 やはり何があってもいいように部屋は片付けておくべきか。 殺人現場の処理は、遺族に任される。この事実には驚きだ。あっていいのか、と思わんでもない。自殺もまた……。 いろいろと思わされるところのある一冊。 |
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| 遺品整理屋は見た!!天国への引越しのお手伝い//吉田太一 (扶桑社) [bk1] [Amazon] | ||
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自殺、他殺、孤独死……さまざまな死の現場の後片付けを請け負う「キーパーズ」代表である著者の、「天国への引越し」実録集第二弾。 相変わらず、頻出単語は「死臭」です。 これを読むと、「畳の上で死ぬ」のが良いことなのは、あくまで「誰かに看取られながら逝く」からなんだなぁと感じる。孤独死するくらいなら病院で死ぬように手配したい気分。どうにかして迷惑をかけずに死ねないものだろうか……。 まぁ、この著書を通して筆者が語りたいことは、孤独死を避けるためにも人と人との関係をきちんと作っていこうというところがあるのだろう。なかなかそれも難しいのだけれど。 |
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