| 北 | 森 | 鴻 |
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小劇団「紅神楽」を主催する女優・紅林ユリエには、同居人がいる。ユリエが雪の日に拾ったミケさんこと三津池修は、素性不明の謎の人だが、ある特技があった。 劇団員が持ち込んだり、日常の中で遭遇した謎を、とびきりの料理を作りながら見事に解決していくミケさん。しかし、あることをきっかけに、ミケさん自身の誰にも明かせない謎が浮上し……。 連作短編集。 素性・職業一切不明のミケさんが謎を解き明かすのを、ユリエ視点で描いた短編と、大学時代の友人をなくした傷を負い続ける滝沢良平の視点で描かれる短編が交互に進む。この構造で、いずれ一本にまとまって真相が明かされるのだろうと予想できてしまうが、そこはさすが、一筋縄ではいかなかった。ちゃんと更なる仕掛けが用意されていました。 素直に楽しめる一冊だった。 |
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