寿

琅邪の鬼 (講談社ノベルス)  [bk1] [Amazon]
秦の支配下となった琅邪の町の求盗(警察官)・希仁は、町の有力者である商人・西王より鬼に璧を隠されたという相談を請ける。数年前から鬼が徘徊するという西王家だが、調べるうちに長男・孟が一方的に想いを寄せているという東王家の娘・銀花が婚礼直前に死に、そして甦るという怪異が起きる。さらには、墓地で使用人が殺されたり、空の棺に再び遺体が戻っていたりと、琅邪の町で西王家と東王家を中心に不可解な出来事が連続する。
希仁は巫医のいる徐福塾へと相談を持ちかけるが……。

始皇帝時代の中国を舞台にしてのミステリ。だけど活劇な印象が強いだろうか。ミステリに関しては「誰か気づけよ」と思わんでもない。
思っていたよりもわかりやすい、読みやすい文なので、中国歴史モノというハードルはクリアしやすい。むしろ、細かい設定が除かれているからファンタジーのノリでも読める。

二重・三重の関係に大掛かりな消失(とっても力技/笑)など、仕掛けもネタも満載である。キャラも多く色々背景も持っていたりと、今後伸ばせそうな要素があるので続きも期待か。
メフィスト賞のわりには、随分と一般向けな印象。

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