偽りのドラグーン (電撃文庫)  [bk1] [Amazon]
偽りのドラグーン bk1 機械文明が滅び、訪れた暗黒の時代から竜によって救われた人類。
小国アバディーンは、機械文明を復興したレガリオン帝国の急襲によって滅びた。王位継承者だった双子の兄を失った王子ジャンは、戦乱を生き延び、戦災孤児院で身分を隠し生きつつも、帝国への復讐の念を捨てきれずにいた。一人では何もできず想いだけが空回るジャンの前に、ある日突然竜族の少女が現れる。
ジャンを、エリートしか入学できない竜騎士養成学院へ入学させるという少女・ティアナ。その入学は、亡き兄に成りすましての偽装入学だった。

主人公がモブ顔という悲劇(笑)

主人公と同級生のキャラがいまいち立っていなくて、情景が浮かびづらかったかも。その分、マグノリア先生が凄かった(笑) 先生には今後も期待です。あと、絵だけ見たらクリスが主人公に見える気がします。
無能ぷりを披露する主人公。恐らく、秘められた力が発揮され……という展開だろうなと思って、実際その通りだったのだけれど、まだまだスタート地点で、主人公にそれほど求心力がない状態。クリスがちょっと一人先走っている感じがあるが、今後ジャンの人としての魅力がどう伸びるか、が重要な感じ。

しかし、ヒロインであろうティアナがヒドイ。最後で告げられる本心は、ちょっとどうかと思うほど。まぁ、それくらい心の傷になっていて、逃げたかったんだろうなぁとは思う。
まだまだ様子見な段階。
偽りのドラグーン2NEW! (電撃文庫)  [bk1] [Amazon]
偽りのドラグーン2 bk1 ジャンはペイルライダーの使い手となり一躍時の人となった。本人も意識せずに増長している一方、ティアナとはギクシャクした関係となっていた。そんな状態での訓練で大きな失態を犯し、立場が危うくなったジャン。さらに、学院島へのスパイ潜入の噂が本物となり、ティアナが狙撃される事件も起きる。
狙撃に使われた武器と、現場にいたことから犯人とされたのはクリス。しかし、ジャンはクリスが犯人とは信じられず……。

こんなところで「昔会ってた」設定。
ティアナとクリスのダブルヒロインの構図で固まってきた様子。二人とも可愛い……。しかし、ドラゴンと人との恋愛が禁忌となっているところで、どうドラマを展開させるのだろうか。
それに対して男性陣。
特にジャンはその増長っぷりがアイタタな感じ。今後どれだけ潰されて、どれだけ立ち上がって、どこに辿り着くのか。成長させ甲斐はありそうですが、なんだか女性陣に育てられることになりそうだ。
一方、アダマスがクリス方面でなんだか愉快なことになっている。このままクリスの真相に気付かず、悶々としてくれたら楽しいのだが、クリスにとって酷い展開になりそうで恐いなぁ。クリスが可哀そうな目にあいませんよーに。

ラストに再び爆弾投下。双子の対決になるのかなぁ、こんなに黒いコだったのか。いろいろとヒドい展開の予感がして恐いシリーズです。
モーフィアスの教室 (電撃文庫)  [bk1] [Amazon]
bk1 モーフィアスの教室 父親の死後、同じ悪夢に悩まされる岸杜直人は、そのせいで寝不足の日々が続く。そんなある日、直人のクラスではほとんどの生徒が同じ夢を見るという事態が生じていた。その夢の中で化けのものに食われた生徒は、現実の世界で目覚めなくなる――。悪夢に捕らわれたクラスメイトを救うため、幼馴染の久世綾乃と協力し、悪夢の真相を探ろうとする。しかし、それは直人と綾乃にも深く関わるもので……。

自らの意思を持ち、現実の世界を侵食してくる悪夢「夢神」。そして、現実の夢の世界を繋ぐあらゆる扉を管理する一族「扉の民」の物語。
ただの高校生だったはずの直人は、夢神に深く関わることになる。安心して読める一冊だったなぁ。
鈍感な主人公と、その幼馴染(ツンデレ?)と、二人の友人で優秀なクラス委員の少女・棗……と、三角関係の要素もあり。なんだかんだで意識せずとも深い繋がりを持つ主人公二人に対し、棗が今後不安要素になっていくことは確実か。
モーフィアスの教室2 楽園の扉 (電撃文庫)  [bk1] [Amazon]
bk1 モーフィアスの教室2 <扉の民>として夢神と戦う決意をした直人。しかし、過去の罪のために悪夢に苛まれることは避けられず、苦しむ直人に、綾乃は半ば強引に同居を決めてしまう。綾乃を嫌っており、<扉の民>についても知らない直人の妹・水穂は強く反発する。棗もまた、直人と綾乃の様子がおかしいことを勘ぐる。しかし、すでにそんな二人の周辺では新たな夢神の気配があった。

シリーズ第二弾。
とりあえず安定していて、ちゃんと読めるシリーズか。次も買いか。
しかし、鈍感な二人が揃うと周りが恥ずかしいって話なのかな、これ……(笑)。三角関係になったらすごいこじれそうだ。楽しみー。
モーフィアスの教室3 パンタソスの刃 (電撃文庫)  [bk1] [Amazon]
bk1 モーフィアスの教室3 些細な行き違いからケンカをしてしまった直人と綾乃だが、鈍感な直人は、何故綾乃が怒っているのかが分からない。ギクシャクしたまま夏休みを迎える。棗に誘われ、プールに出かけることになった直人はツグミと名乗る謎の女性から呼び出しを受ける。指定された場所で直人を出迎えたのは、赤い目を持つ夢神の女性だった。
一方、一人別行動をとっていた綾乃は、日本刀を手にした見知らぬ少年に襲われていた。少年の手にはもう一つの《黒い鍵》パンタソスが握られていた。

鈍感な直人は、ようやく第三者からの情報で、綾乃が「本当は帰りたくない」ことに気付く。それ以上のラブ要素はてんで駄目だが。しかし、お互い気付かないながらも距離を縮める二人。案の定、棗が不安要素として機能し始めた。よしよし。
ただ、これ以上下手に<扉の民>は増やさないで欲しいかなぁ。
モーフィアスの教室4 黄昏の王女 (電撃文庫)  [bk1] [Amazon]
モーフィアスの教室4 <赤い目>を追う直人たち。しかし、気付いたときには既に遅く、飯見町では眠ったきり目を覚まさなくなる人が多発していた。既に広まっていた<赤い目>の悪夢。その<悪夢の親>を捜そうと奔走する直人と綾乃。一方、ツグミの仇討ちを誓う正宗は一人先走る。正宗には誰が<悪夢の親>か、当てがあるようなのだが……。

幼馴染は最強であるということを傲然と振りかざすシリーズ、完結(笑)

素晴らしい幼馴染モノでした……(ヲ
その気になればまだ続けられそうだったけれど、程よいところでしっかり終わらせた感。グダグダになるよりは良いか。
しかし、もう少し棗を中心にどろどろした展開を繰り広げて欲しかったところ。棗がいい子過ぎます。呆れた。一度ダークサイドに堕とし、その上で直人と綾乃が救い上げるという黄金パターンを望んでいたのかもしれない、自分……。なので、印象としては最終巻の割りに盛り上がりに乏しかったかなと。
それでも、最終章辺りでは怒涛の展開。ヘタレも自己主張しました。余韻はもう少しあると良かったかなぁ。ラブい場面は最後まで少なかったですな(笑)

最初から最後まで安定感のある良いシリーズだったかと個人的には思います。きちんと完結させることの出来る作家は好きです。

図書館案内へ/ 図書館一階へ/ HOMEへ戻る