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とある地方の進学校に、十数年にわたり受け継がれてきた奇妙なゲーム。三年に一度、「サヨコ」と呼ばれる生徒が、見えざる手によって選ばれるのだ。
六番目の「サヨコ」が誕生するはずの年、一人の謎めいた少女が転校してくる。
津村沙世子――彼女は「サヨコ」のゲームに近しい者たちを混乱させていく。
恩田陸のデビュー作。ドラマ化もされ、ある意味代表作。
いろいろ消化不良な点も多いが、生徒だけで引き継がれていく秘密のゲームにより生まれる「異世界感」がなんともいえない。黒川がもっと完璧な悪役とかになっていたら、凄いことになっただろうなぁ。
曖昧なままのいろいろにひっかかりつつも、学校という特殊な時間・空間のみを切り取った作品と思えば、その前後にあるものが全て解き明かされなくても仕方ないか、という気も。 |