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俊介が中学校に進学して二ヶ月がたったある日、担任教師・松永が石神法全探偵事務所を訪れ、20年前に起きた兄の誘拐殺人事件の真相解明を依頼した。野上と俊介が事件について調べると、少年の白骨死体が発見された場所の上には、ある会社が保養施設を建てていることが明らかになる。そこには謎の男が無断で住み着いていた。 野上たちが関係者を訪ねて回る中、新たな悲劇が起こる。
今回は野上が足で稼いだのだが、それでも主人公は俊介なわけで……。見せ場は全て俊介に。仕方がないが、なかなか自分の考えは出さないで最後に全て彼がひっくり返すと言うのは読んでいて微妙に手ごたえがない。推理と言う面で俊介は野上を頼らないよな。個人的にはもっとディスカッションをしてくれたほうが楽しいのに。
事件の真相についてはもう100%に近い正答を前半あたりで思いつけていたのだが、それってどう? この私に予想がつく答えだなんて!!(笑)
まぁ、切断された指の記述を読んだ途端にあの考えに至るあたり、悪い読者ですかねぇ。でも、本格ミステリなら、館には仕掛けがあるものだと思うし、双子がいれば入れ替えるものだと考えるわけですよ。そうきたら今回のこれだって……やはり悪い読者?(笑)
手ごたえはないが、俊介と彼を取り巻く人々の物語と思えば。ただ、たぶん一番魅力があるキャラなのは高森警部だと思うんだよね。 |