 |
真空からエネルギーを取り出し、水の裡に封じるという最先端の技術「水気」。
水気の研究が認められ、東洋人で初めて叡理国の王立技術院応用水気技術科に赴任してきたネル・ビゼンセツリ。しかし、研究員の募集に応募してきたのは、情熱はあるが常識は蹴倒す破天荒な少女・エルフールのみ。
東洋人、そして女性研究員と、周りから蔑まれるビゼンセツリ研究室の面々だが、そんなものは物ともせず、水気による花火の研究に打ち込む。しかし、東洋人を快く思わないほかの研究者の妨害や、国家間の思惑までもが絡んできて……。
十九世紀末ヨーロッパを思わせるファンタジー世界でのプロジェクトX。
空想科学だが専門的な用語も気にせず、一気に読める面白さがあった。なんせ、メインになっているのは風呂に入るのも忘れて研究に熱中するようなタイプの研究バカたちの物語なのだから。
ラストでは研究員も増え……今後場合によってはラブ方面の展開もあるんかなぁ?
楽しかったので、是非続きが読みたい。著者ブログで二作目書き終わった的な記述を見た気がするのだが、出版されないな〜。講談社の大河のせいかしら。 |