キノと言葉を話す二輪車エルメスは旅をしてあらゆる国をまわっていた。訪れた先でキノたちが出会った人々は、愚かでもあり、哀しくもあり、それゆえに愛しく美しいのだった。短編の形で綴られる、キノの旅の物語。
第6回電撃ゲーム小説大賞最終候補作。毒のある童話という感じである。ブラック〜♪ 話の雰囲気は良いと思います。こういう人間の愚かさが見られる話ってのは良い。弱い、愚か、結構結構。だから強くて人間らしいんでしょう。度が過ぎるとエライことになるだろうがな(笑)。
少々地の文が硬いかなぁと思える。何文も連続で文頭に同じ主語がきたり、文末が同じだったりと。もう少し砕けた書き方にしても良いかもなぁ。まぁ、この文体がこの作品の雰囲気を形成するのに一役かってるともいえなくもないのだろうけれど。 |