悪役令嬢ヴィクトリア (小学館ルルル文庫)  [bk1] [Amazon]
悪役令嬢ヴィクトリア bk1 水運業で財を成したバーデ家の令嬢ヴィクトリアは、人気紅茶屋「花洗う雨」のオーナー。王家御用達の「雪花紋章」を目指し、日々努力していた。
しかし、同じ街に伝説の紅茶屋「フォスター&モークリー」が復活。以降、ヴィクトリアには様々な災難が降りかかり、「花洗う雨」も危機的状況に。「フォスター&モークリー」の紅茶におかしなものを感じたヴィクトリアは、従業員としてライバル店に潜入するが……。

れ、麗花さま?!(違う)
一人称「あたくし」、縦ロール、お嬢様、ということで、ついつい綾小路のご令嬢が浮かんでしまった。手下に実は優しくて正義感が強いあたりもなかなか似ているなぁ。

さて、タイトルから想像したのとは違う、真っ直ぐで熱血なお嬢様でした。話も、わりとテンプレな要素で構成されていて目新しいものがあるわけではなかったけれど、話のテンポやキャラに魅力があって好感持てて、楽しんで読むことができた。
勧善懲悪な展開もさっぱりしていて、最近ではむしろ新鮮かも?
意外な点と言えば……時代はどうも現代らしいってところか。現代文明の知識がありながらも、あえて中世の文化を存続させている小国、と言ったところなのかな。

「ひとりの男として」「……どういうこと?」「なんじゃそりゃーっ!」の流れは面白かったです(笑) そこでそう落とすかと。ある意味、ここでヴィクトリアが鈍ちんなところを披露してくれたおかげで、続きが書きやすくなりましたかね。
楽しめる一冊。次回作や続編が出たらそれも読んでみよう。

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