鎌倉に建つ梵貝荘。魔王と呼ばれる異端の仏文学者が主であるこの館に、「火曜会」という会合に呼ばれ数人の人々が集う。しかし、深夜に招待客の弁護士が刺殺され、その現場に一万円札がばら撒かれるという事件が起きた。すでに解決され、過去のものとなったこの事件を再調査するよう、石動戯作に依頼があった。再調査をきっかけに、再び事件が動き出す。
再び、石動戯作のシリーズ。しかし、同時にもう一人の探偵も登場している。
過去と現在が交互に書かれるタイプの、叙述トリック。前作が前作だっただけに、かなり警戒して読んだのだけれど、わりとまともだった(笑)。それに、比較的好みな方だったし。ちょっとフェアじゃねぇやと思うところもあったが。結構ご都合主義ではありますよね。そういうところはあまり突き詰めず、ひとつの読み物として読めばそれなりに楽しめる気が。とにかく、比較的私好みだったと言うことで。それだけです。
水城が良いキャラでした。石動が毎回道化だが、今回は水城のおかげでかなり可愛い奴に……。もう一生真相を外す探偵でいてください……。 |