魔女の戴冠1 (幻冬舎 幻狼ファンタジアノベルス)  [bk1] [Amazon]
魔女の戴冠1 bk1 聖エレオノーラ女学院は、一流の魔女を養成する名門校。そこに通う少女・キアラに不幸が襲いかかる。突然の兄の殺害にキアラは禁断の黒魔術を持ち出し復讐を誓うが、忽然と目の前に現れた、くたびれた風情の青年・アーダルベルトにそれを阻まれる。腹いせにキアラは彼をある店に売り飛ばすが、彼の正体はキアラにも思いもよらないものだった。

中世風のファンタジーのようで、実は未来の地球ってあたりがまずびっくりだよ。
それはさておき、「魔女」の存在の重要性が実感できなかったなぁ。卒業後どうなっていくのかとか、少し触れても良かったのではないだろうか。登場人物らにまんべんなく触れようとした結果か、主人公二人の掘り下げがいまひとつ。シリーズが長くなると話が崩れる印象の著者なので、少々不安もあり。
魔女っ子路線を著者は上げているが、なんとなくもう少し重めの展開で進んだほうがバランスがよさそう。この主人公二人でどう盛り上げてくれるのか、まだ読みきれない一巻。
魔女の戴冠2 (幻冬舎 幻狼ファンタジアノベルス)  [bk1] [Amazon]
魔女の戴冠2 bk1 夏休みを利用し、キアラとリィリィは長期の旅に出ることに。その途中ではランプレヒト市に立ち寄り、教皇庁の役人であるアーダルベルトに案内をしてもらうことになっていた。しかし、乗り合わせた列車が脱線事故を起こし、負傷者や他の乗客らと山中で救助を待つことに。しかし、なかなか来ない救助隊、次々と起こる不自然な現象にキアラは魔法による妨害を感知するが……。

魔女っこ路線は捨てたらしい。
しかし、一作目より面白い。
キアラやアーダルベルトの関係への布石、アーダルベルトの過去や教皇を巡る陰謀など、一気に不穏な感じになりつつ、読んでいてぐいぐい引っ張られる展開で飽きなかった。これは良かったなぁ。後一冊で上手いこと完結してくれると良いな。

ラストで出来たっぽいアーダルベルト包囲網が(笑)
魔女の戴冠3 (幻冬舎 幻狼ファンタジアノベルス)  [bk1] [Amazon]
魔女の戴冠3 bk1 セレスタンの仕掛けた罠から辛くも脱出し、アーダルベルトの元に辿り着いたキアラ。アーダルベルトの養父にセレスタンの危険性を訴えるものの、積極的な動きを見せない教皇庁に、キアラは不信感すら抱いてしまう。
そんな中、教皇の後継者問題で揉める教皇庁にある報せが届く。
最有力候補者の死亡。そして新たに候補者として名乗りを上げた人物は……。

教皇の座と不死を巡る陰謀に、キアラとアーダルベルトが立ち向かう最終巻。
急ぎ足な印象はあるものの、陰謀渦巻き、その中を駆け抜けるヒロイン達に一気に物語を読まされた。路線(プロット)変更は成功だと正直思った。面白かったと思う。

戴冠しなかったのは予想外だったが(笑)、最後に外堀を埋められてばかりだったアーダルベルトが頑張って花冠をあげているのでよしとするか(^_^.) ホント、最後はアーダルベルトのくせに良く頑張ったと思います。
教皇の男系の末の魔女の設定は、もしかしてキアラの初期設定だったのかな、などと思いつつ。
二人のその後も書けそうだが、ひとまずこのエピソードはこのくらいの長さで丁度良かったのかも。
一巻で諦めなくてよかったです。

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