狂い咲く薔薇を君に 牧場智久の雑役 (光文社カッパノベルス)  [bk1] [Amazon]
狂い咲く薔薇を君に 明峰寺学園高校一年生の津島海人は、一学年上の憧れの先輩・武藤類子とともに、学園内で起こった難事件に立ち向かう……はずが、犯人ではないかと疑われたり、見当外れの推理をしたりと散々なことに。それでも海人は、最後にいいところをかっさらっていく恋敵・牧場智久に後れを取らないために、事件に挑む。

全部で三本の作品が収められているが、「騒がしい密室」以外はいまいちという印象。特に「遅れてきた死体」はちょっとヒドイような気がする……(ーー;) 動機も手段も、ネタとして使っているキャトルミューティレーションも。
動機がどうも納得のいかないものが多くて、読んでいてのりきれませんでした。

それとは別に、この本が出来るに至った経緯とかが興味深いです。あとがきにも書いてあるが、漫画のために複数の作家で練り上げたシナリオがもとだそうだ。そう考えると、「遅れてきた死体」はまぁ、漫画のノリならありなのかな……。
イラストでネタばれてるので要注意です。
せつないいきもの 牧場智久の雑役 (光文社カッパノベルス)  [bk1]  [Amazon]
せつないいきもの 明峰寺学園高校の二年生・武藤類子は、剣道部のエースにして、最年少で本因坊となったプロ囲碁棋士・牧場智久の恋人で、なおかつ、一部でカリスマ的な人気ミュージシャン・速水果月(女)の想い人。必然的に有名人な彼女は、不思議な事件に遭遇する奇縁の持ち主でもあった。

牧場智久の雑役第二段だが、智久が動いた姿を見せていない(笑)
しかも、語り手が海人から類子になったためか、類子が一気に俗っぽい感じに。なんだこのミーハーな感じの女子高生。イメージが変わった……。
キャトルミューティレーション物(笑)ほど酷くはないはずなのにいまいちのりきれない感じなのは、速水の登場がやや唐突な感じがあるからか? 「殺人ライブ〜」の存在を知っていることを前提なのだろうか……。
表題作「せつないいきもの」はシリアスな話なのに、どこか軽い雰囲気になっていて、少々残念でした。

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