影執事マルクの手違い (富士見ファンタジア文庫)  [bk1] [Amazon]
影執事マルクの手違い 精霊<クフ・リーン>を使役する“契約者”マルクは、<黒衣>と呼ばれ恐れられていた。しかし、雇い主の挑発に乗りヴァレンシュタイン家の当主の殺害を引き受けたマルクは、標的のエルミナに攻撃したことに気付いてすらもらえないうちに返り討ちに遭い、絶対服従を強いられる「空白の契約書」にサインをさせられてしまった。
不本意ながらも執事として勤めるマルク。いろいろな場所、職業を転々としてきたマルクは、実際執事として優秀だったりしたのだが……。

うーん、文章とっ散らかった感があって、いまひとつ集中できなかったか。
裏家業に身を置いていたにしてはマルクの精神がかなり善良で、少々違和感というか物足りなさを感じたり。今後そのへんを掘り下げて行ってくれればなぁと思った。
影執事マルクの迎撃 (富士見ファンタジア文庫)  [bk1] [Amazon]
影執事マルクの迎撃 ヴァレンシュタイン家の広大な庭の木々が倒れた。エルミナに庭師の必要性を報告したマルク。その直後、屋敷は三名の契約者の襲撃を受けた。後を追おうとしたマルクは、壊れた眼鏡の修理を口実に外出の許可を申し出たが、エルミナは何故か自分も一緒に街に出ると言い出して……。

お嬢さまと街にお出かけ。
本当は物騒な目的がメインだけど、表向き「壊れた眼鏡の修理」で外出願いなのでマルクも断りきれず。
とにかくもう、カラー口絵が素晴らしい。濡れ髪・眼鏡なしマルクが素晴らしいじゃないですか……!! エルミナはイラストでも文でもやたらと可愛いことになっていますし。マルクの様子で地味に反応しちゃっているのが良いです。
二作目で意外と早く伏線が提示されてきたかな? この上でひとつひとつキャラを掘り下げていく方向なのかな。だったら良いかも、と期待。
エルミナやマルクに、少しずつ大切な仲間が増えて行くのだろうというのがうかがえて、楽しみ。新キャラたちも含め、家族としてまとまっていくのだろうなぁ。
夜で本領発揮なマルクも良いです。漸く主人公に好感が持ててきた。

二作目で一気に好みになってきた感じ。今後も読みましょう。
影執事マルクの天敵 (富士見ファンタジア文庫)  [bk1] [Amazon]
影執事マルクの天敵 街に出たマルクとアイシャのあとをつけてきた不審者。それは、真っ赤な口紅にドレス、縦ロールのマルクの姉……ではなく女装の兄・クリスだった。エルミナとの対面が目的だというクリス。マルクは変態兄貴を主から遠ざけようとするが、クリスはヴァレンシュタイン家に滞在することになってしまう。
そんな中、侍女のアイシャに接近する者がおり……。

変態兄貴の登場にペースを乱されまくりのマルク。エルミナを狙うもの達の動きも気になる展開だが、何より今回はマルクの唐変木っぷりが見事だ。
カナメが超がんばっているだけに、マルクの唐変木がかなり酷いことに思えてくるから、もう……。そう、今回はカナメが可愛いですカナメが。

今回は、ドミニクもそのハイスペックっぷり明らかに。アルバとの一件もとりあえず落ち着きを見せ、次巻以降の展開がますます気になるところ。
影執事マルクの忘却 (富士見ファンタジア文庫)  [bk1] [Amazon]
影執事マルクの忘却 bk1 エルミナが書架の梯子から転落、ここ1〜2年の記憶を失ってしまう。
使用人たちを忘れ、まるで別人のように明るく屈託のないエルミナに、マルクをはじめヴァレンシュタイン家の使用人たちは動揺を隠せない。
記憶を思い出すきっかけになればと街に連れ出し失われた記憶に関係のある場所をめぐるマルクたち。その途中、またしても契約者に遭遇してしまう。
一方、街で行われるオークションに、カナメのかつての愛刀が出品されることがわかり……。

記憶喪失でコメディか……と思わせながらも、<アルス・マグナ>の対価という、かなりシリアスな話に。次巻もエルミナの謎に関わる話が展開される様子。

一方、カナメもヒロインの座に着々と登りつめてきている。カナメ可愛いよカナメ。
マルクも変わらず朴念仁〜。今回は恋愛方面のトラウマも暴露され、しかも恋愛相談をしてみればその悩みはアレ、という(笑) そうきたかー。
しかし、カナメもまだまだ勝負できそうで楽しみ。頑張れ。
影執事マルクの迷走 (富士見ファンタジア文庫)  [bk1] [Amazon]
影執事マルクの迷走 bk1 エルミナが無事記憶を取り戻し、ヴァレンシュタイン家には新に2人の使用人が増えた。
そんな中、マルクを呼び出したエルミナは、マルクをある場所に案内する。エルミナの双子の姉妹・エミリオの眠る地下室だった。そこで<アルス・マグナ>について語りだしたエルミナだったが、マルクの懐中時計に触れた途端、“在るはずのない景色”の中に一人佇んでいた。
奇妙な時間の狭間を、エルミナは過去へと辿っていくが……。

雑誌に掲載された短編を再編成した短編集。
最近のファンタジア文庫(2009年時点)でよく見る、本編に組み込まれた短編集となるらしい。個人的にはポシャる率高しな印象なのだが、この本は成功ではないだろうか。短編の収録順や繋ぎ方など、構成上手いな〜と思う。とてもまとまりのある一冊ではないでしょうか。

ヴァレンシュタイン家の面々の面白おかしい日々も楽しめ、またあまり語られなかったその時々のエルミナの心情もうかがえ、話も良かった。
ラストでびっくりなことになっているが、3ヶ月後発売の次巻でそのへん語られるということで……読むしかあるまい、「覚醒」しちゃうらしいしな!!

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