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エルミナが無事記憶を取り戻し、ヴァレンシュタイン家には新に2人の使用人が増えた。
そんな中、マルクを呼び出したエルミナは、マルクをある場所に案内する。エルミナの双子の姉妹・エミリオの眠る地下室だった。そこで<アルス・マグナ>について語りだしたエルミナだったが、マルクの懐中時計に触れた途端、“在るはずのない景色”の中に一人佇んでいた。
奇妙な時間の狭間を、エルミナは過去へと辿っていくが……。
雑誌に掲載された短編を再編成した短編集。
最近のファンタジア文庫(2009年時点)でよく見る、本編に組み込まれた短編集となるらしい。個人的にはポシャる率高しな印象なのだが、この本は成功ではないだろうか。短編の収録順や繋ぎ方など、構成上手いな〜と思う。とてもまとまりのある一冊ではないでしょうか。
ヴァレンシュタイン家の面々の面白おかしい日々も楽しめ、またあまり語られなかったその時々のエルミナの心情もうかがえ、話も良かった。
ラストでびっくりなことになっているが、3ヶ月後発売の次巻でそのへん語られるということで……読むしかあるまい、「覚醒」しちゃうらしいしな!! |