姫君達の晩餐 食前酒は赤い森で (エンターブレインB's-LOG文庫)  [bk1] [Amazon]
姫君達の晩餐 食前酒は赤い森で bk1 美しすぎるために魔女に嫉まれ命を狙われた「白雪姫」こと珀蓮は、魔女を倒すために、合理的な商家の娘・早苗(シンデレラ)と、魔女の呪いで眠り続け、現在は意識のみでさまよう眠り姫と手を組む。そこへ三人の王子も巻き込まれるが……。

白雪姫の魔女、シンデレラの継母、茨姫を呪った魔女――すべて同一人物だったとしたら?
童話を元ネタにしたラブコメ。

ネタ的には結構いいはずなんだが、文と展開がお粗末な印象を受けた上巻。三組のカップルを掘り下げるのはなかなかキツイと思われた。せめて珀蓮と鳥代は丁寧に書いたほうが良いのではないか、という気が。
焦点がどこにあるのかがちとわかりにくく、とっ散らかった印象がありました。とりあえずは下巻でどうなるか、と。
姫君達の晩餐 舞踏会の小前菜 (エンターブレインB's-LOG文庫)  [bk1] [Amazon]
姫君達の晩餐 舞踏会の小前菜 bk1 「白雪姫」の珀蓮と東の王子・鳥代、そして西の王子・王伊までもが魔女である北の王妃に攫われてしまった。残る「シンデレラ」こと早苗と南の王子・広兼は王妃と対峙すべく、舞踏会に向け準備を進めるが……。
一方、攫われてとある塔に閉じ込められた三人は、そこが「眠り姫」の眠る場所だということに気付く。

上巻ほど文のとっ散らかった感はなかったのだが、今度は主役級のキャラが動き回りすぎて山場がわかりにくくなっているような気が。
恐らくは、もう少し丁寧に料理すればまた違った感じになったんじゃなかろうか、すべて最初から答えが出ている物語だっただけに、冗長さは否めないかも。
もしかして続くのか? みたいなラストになっているんだが、どうだろう。
姫君達の晩餐 猫と前菜 (エンターブレインB's-LOG文庫)  [bk1] [Amazon]
姫君達の晩餐 猫と前菜 bk1 魔女との対峙を経て、婚約を果たした三人の姫君と王子たち。魔法を解かれた《赤い森》の調査に入った早苗たちが拾ってきたのは生後三ヶ月ほどの赤ん坊。近くの村で子供の行方不明事件が起きていることを知り、<白雪姫>珀蓮、<眠り姫>新弥、<灰かぶり>早苗と二人の王子はその村へと向かうが……。

まさかのシリーズ第3作。
一作目の読みにくさがうそのように普通に読める文になっていましたし、わりと面白い。前作ラストでなんか忘れられた感のある魔女へのフォローも入ってきており、まだまだ続く様子。
消えた魔女、謎の赤ん坊をめぐるストーリーを展開させつつも、「元ネタ御伽噺」らしく、「皆で末永く幸せに暮らしました」を目指しての行動も開始しているらしい。そうなると良いねー。そしてピラミッドの頂点に立つのは恐らく早苗なのだろ。

鳥代の影が薄かったですが、次は出番増えるといいな。愛すべき馬鹿ってな感じで。
姫君達の晩餐 光の平原からはじまる汁料理(スープ) (エンターブレインB's-LOG文庫)  [bk1] [Amazon]
姫君達の晩餐 光の平原からはじまる汁料理 bk1 広兼と早苗の結婚式のため、南の国へと向かっていた“白雪姫”&“眠り姫”カップル達。しかし、彼女達の耳に“灰かぶり”早苗が行方不明になったと言う情報が飛び込んでくる。よりによって、なぜ早苗が? 広兼の元に急いだ面々は、そこで広兼の様子のおかしさ、そして佳莉という病弱な令嬢に出会うが……。

前回で解決していなかった赤ん坊の正体に決着が。ほぼ予想通りだったが、急に大きくなるとは……。真相を全員が知る頃には、珀蓮と夜花、なんだかんだでいい関係になっていそうだなぁとニヤニヤ。
次は白雪姫カップル……で終わりになるのだろうか? 鳥代がそろそろ報われてもいいような気がするので、楽しみにしておきます。愛すべき馬鹿キャラだと思っている。
少々急ぎ足な印象があったのですが、まぁこんなもの? メインキャラが多いのに世界の広さが感じられない文と表現なのがこちゃこちゃした感じの原因なのかな、と微妙な点もありますが。
姫君達の晩餐 吟遊詩人による魚料理(ポワソン) (エンターブレインB's-LOG文庫)  [bk1] [Amazon]
姫君達の晩餐 吟遊詩人による魚料理 bk1 《赤い森》での生活を始めた三組のカップル。しかし、そこに、北の国王が王妃を失ったショックで倒れたとの報せが。しかも、王はあろうことか“白雪姫”が生理的に受け付けず鳥肌まで立てる男に、「北の王妃を見つけ連れ戻したものに珀蓮との結婚を許す」という文書を預けたのだった。

珀蓮に熱烈に愛を告げる馬鹿子爵にかき回されつつ、ちょっとしたアクシデントから夜花が魔女としての記憶を取り戻す。
もう少し6人と関係が密なものになって魔女の葛藤が深くなればいいのに……残念。それとも、今後魔女の葛藤は深くなっていくのだろうか。珀蓮との関係がなかなか良かっただけに、そういう展開を希望。
うん、今回の珀蓮×夜花は本当に良かった。
鳥代が珀蓮への気持ちを自覚した頃のエピソードも良かったなぁ。

魔女が赤ん坊になった理由、《赤い森》の魔法の秘密が明らかになり、シリーズの方向性も見えてきたか。
しかし、こうしてみると馬鹿子爵が何故出てきたのかが謎(笑)
姫君達の晩餐 彼方からの氷菓 (エンターブレインB's-LOG文庫)  [bk1] [Amazon]
姫君達の晩餐 彼方からの氷菓 bk1 魔女を元に戻すため、200年前の真実に繋がるであろう「赤穏史」を探る姫君三人。 一方、魔女は魔女で三人の姫君たちと馴れ合っている現状に苛立っていた。
やがて「赤穏史」に隠されていた紙片を見つけた姫君達。
魔術陣により不思議な空間へととばされ、それぞれの過去をなぞる早苗、珀蓮、新弥、鳥代、王伊。過去に違和感を感じ、お互いと再会することでそれぞれが現状を把握していく五人。その時点で空間を支配している「過去」は、残された一人――魔女のものであるはずで……。

来た!
過去をなぞることで自分の中の孤独を、そして「夜花」だった頃の幸せを知ってしまった魔女。それらの変化を受け入れがたくて荒れたわけだが、記憶を取り戻した王伊とのやり取りなどを通して自分の弱さを認めてとりあえずひと段落。
きっと魔女は、魔術陣で姫三人が倒れたときは怖かったんだろうなぁ、と思うとちょっとホクホクする。
良い展開でした。

王伊のアレは――びっくりだ。ここに来てそんな伏線がくるとは。このシリーズは化けるまでが長いシリーズだったのかも。
姫君達の晩餐 紡がれた肉料理 (エンターブレインB's-LOG文庫)  [bk1] [Amazon]
姫君達の晩餐 紡がれた肉料理 bk1 遂に結婚式を挙げることになり、西の国に戻ることになった王伊と“眠り姫”こと新祢。王宮では真意の読めぬ国王、王位を望む第一王子、王伊や新祢へのあたりの厳しい王妃といった面々が。
そして王伊はある事実に、新祢にもいえぬ悩みを抱えていた。

眠り姫カップルの(主に王伊だけが)抱えている「生まれ変わりだから好きになったのでは?」という問題に決着が。
生まれ変わりではなかった」というオチになったわけだが、新祢からするとだいぶアホくさい悩みだったようで。でも、わだかまりがなくなって何より。

一つ片付いたかと思いきや、珀蓮は軟禁だわ、早苗の血筋に新事実発覚だわ、地味に葫がピンチだわで、急展開に近いかも。続きが楽しみ
姫君達の晩餐 王の恋は乾酪のよう (エンターブレインB's-LOG文庫)  [bk1] [Amazon]
姫君達の晩餐 王の恋は乾酪のよう bk1 自国に戻った“白雪姫”。しかし、そのまま軟禁状態になり、婚約者の鳥代も会うことがかなわない。“眠り姫”や“灰かぶり”も北の国へと向かう。更に、“眠り姫”カップルは、北の国王へのある情報も携えていた。

いきすぎな北の国王の愛情、そのわけは……だが。
ちょっと王様ヒドイな。本当に壊れているとは。周囲の心酔っぷりもちょっとよくわからないレベルかもしれない。
てか、一番ひどいのは葫が見つかったとたんに珀蓮への関心が薄れるあたりだよな……葫はそこを怒ってやってくれ。

しかし、“白雪姫”カップルは一番ごろごろできるカップルだな。ツン×軟派純情(天然)だからもう……!! 「あなたしか怖くないの」とか何という殺し文句なのだろうか。なんだかんだで、このカップルがメインなんだなぁ。
あと、早苗おめでた。しかし、産まれる前から「いい性格」してることが確定な“魔女”だなぁ。きっと広兼は一家で一番立場が弱くなるのだろう。
そして、新たな“魔女”が生まれることは葫にとっても良いことだといいな。

とにかく、ここ2〜3巻で急に面白くなってきたし、私にとってはもはや魔女救済の物語になってきている。
姫君達の晩餐 焼き菓子で物語は終わるNEW! (エンターブレインB's-LOG文庫)  [bk1] [Amazon]
“白雪姫”“眠り姫”“灰かぶり”三人の姫君の元凶となた魔女が、“白雪姫”の王子を助けたために眠りに陥った。魔女の眠りを解くためには、赤い森を生み出すに至った魔術陣をどうにかしなくてはならない。
魔術陣に関わった魔術師リアディウム=イアスをめぐる真実が明らかになる――それは、“眠り姫”の過去、『赤の国』の滅びの真相が明らかになるということでもあった。

三組の姫君・王子たちはお伽噺らしく「めでたしめでたし」になって何より。カップルとしては“白雪姫”が一番ゴロゴロできる。
ただ、最終巻で葫の話が減っちゃったのが残念だろうか。途中から私の中ではこの話は「魔女救済の物語」になっていたので。もっと彼女の内面、孤独に触れて欲しかった。
最後まで寂しい人だったか。

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