
随想のページです。 時たましか書けないけれど、日記風なひとりごとを 記してみたいと思いますぜひご覧ください。![]()
2007.8.11
このところ新実徳英作曲女声合唱とピアノのための「五つのシャンソン」に
ついて、詩の解説をしてほしいというご要望が非常に多かったので、順次
掲載してみようと思います。
「潮騒をきく」「生きる」「春の雨」「金色の実」「王朝の風」の五つです。
まず最初の「潮騒をきく」から書いていきます。
「潮騒をきく」
私は静かな海でじっとたたずむのが好きです。
朝に昼に夕べに、それぞれ海は違った表情をみせてくれるからです。
いろんな思いを海は受け止めて、呑み込んで、返してくれます。
あまり人の多くない又は誰もいない海が好きです。
きらきらと輝く海は嬉しいときははしゃぐように語ってくれます。
悲しく沈んだ気持ちの時は、その思いを呑み込んでくれるように思えます。
そして時にはそれをはね返してくれる力も持っています。
暗い海は、心の中に沈み込む力を持って、ずっしりと深く襲ってきます。
荒い海はこちらまで呑み込もうと猛り、おそれ戦く怖さを味わうこともあります。
そんな海を前にしてひととき自分と語り、自分に尋ねることがあります。
群青色の海の色も手のひらに掬ってみると、色もない透明な水でしかありま
せん。
人の心も所詮掬うことは出来ません。
友を
知人を
恋人を
家族を
傷つけてはその度に自分も傷ついて、またそこで壊れたものを、組み立て
なおす・・・そんなことの繰り返しで、日々を送ってきたわけです。
忸怩たる思いを持たない人はいないでしょう。
青春は特にそんな時期の繰り返しでした。
でもそんな中でも、今日出会う人が自分の人生の中で、とても大切な存在
になるかも知れないと、そういう思いで日々を信じて、送っていかねばならな
いと思うのです。
そう、一期一会なのです。
そんな思いに気づいたとき、海はやさしく歌ってくれます。
自分の心の耳を、かいがらの形にして聞く、はるかな潮騒は、子守歌の
ようでもあるし、励ましの調べでもあるし、得も言われぬなつかしい歌なのです。
こころの揺れを受け止めてくれる潮騒。
たゆとう思いをみんな呑み込んで、自分の心を包んでくれる海。
今日のあなたはどんな思いで海に向かいますか。
海はどんな顔をしてあなたに接してくれましたか。
2006.1.16
ウイーンから帰ってきました。素晴らしい演奏会でした。
ウイーンの楽友協会といえばニューイヤーコンサートで名高く、ウイーン・
フィルの本拠地でもあります。
今年はモーツァルトの生誕250年記念ということで、ウイーン全体が
モーツァルト一色でした。
その楽友協会での演奏会は、合唱とソロの歌曲と日本舞踊と
琴の演奏と、あらゆる日本情緒を盛り込んだ東洋の神秘
あふれるものでした。
場内を埋め尽くしたウイーンの人々は、どのように受け止めたでしょうか。
異国情緒に酔ったでしょうか。
芸術の神髄に共通性を見いだしたでしょうか。
少なくとも絶大な拍手で、受け入れてくれたことは間違いありません。
私の歌は「笹舟」でした。
教科書に長い間のったあの「笹舟」ではなく、あの詩に別の作曲家が
新しく曲をつけたものです。
藤元薫子さんの全く新しい感覚の曲です。
馴染み深いウイーンの歌を演奏した時の「アンコール」の叫び声と、
ひときわ大きい拍手の音は、印象深いものでしたが、それに劣るとは決して
いえない程、素晴らしい反応だったと思います。
新年にふさわしい華やいだひとときに、なんともいえない幸せで誇らしい
思いでいっぱいでした。
ウイーン市長代理を始めとする多くの人々との、歓迎会も華やかでした。
また再び機会があることを確信したひとときでもありました。
翌日からは観光で各地をまわって来ました。
2006.1.1
今年の新年は、ウイーンにおける演奏会からスタートします。
4日に成田を発って、11日に帰国の予定です。
ウイーンの楽友協会ホールで、私の歌を合唱団が歌ってくれます。
向こうでは、色々な人との交流会も予定されています。
そのあとザルツブルグだのハンガリーのブタペストだのドイツのミュンヘンだの
と回ってきます。
2005.10.31
福井の国民文化祭は、合唱の祭典の日、あいにくの雨でしたが、10月23日
盛大に開催されました。
前夜祭で松下耕先生と私が、多くの来賓と共に紹介され一言ずつ感想をのべ
ました。
また、当日はステージに松下先生と私が上がり、紹介されました。
終わってからも、解団式のパーティーも華やかでした。
演奏はそれは見事なものでした。150人以上の大合唱で統一のとれた
ハーモニーは長い練習の賜といえましょう。
招待団体の全国各地の合唱団の演奏もそれぞれ好い味わいを出していま
した。
この新作はカワイ出版から本のタイトルも「心の中の綺(あやぎぬ)ーふくい
いろどりー」から「刻(とき)の彼方へ}に改題され発売されました。
ぜひご活用下さい。
2005.10.7 「風のめぐるとき」を歌うという学校から問い合わせがありまし た。 前にもこのページでそのことについて書いたので、追加として 以下のことを付け加えてお返事しました。 「この曲を歌うときに一番大切にしたいものや、私がこの詩を書 いた時の心境は、 日本の自然の美しさ、感動的なまでの美しさへの感銘です。 それを人の心の動きになぞらえて詠ったものです。 人の心もこのように揺れるものだと、しみじみ感ずることで 人に対する思いやりや、いとおしさが、胸をしめつけるほど 感じたものです。」と書いてあげました。
そのお返事が次の文面です。お返事ありがとうございました。作詞された先生から、まさか、 これほど早くご返信いただけるとは思いもよらず、 生徒共々感動いたしました。 先生からのメールをコピーさせていただきクラスのみんなで読 みました。 最初生徒達は信じられなかったようです。嬉しくて、驚いて・・。 随想の部分もみんなでじっくり読ませていただきました。 放課後、子どもたちが唱った「風のめぐるとき」・・最高でした。 歌い始めて・・・、唱いながら感極まって泣き出した女の子がい ました。 これも、先生からのメールのおかげです。先生の言葉に生徒達は 勇気づけられました。 歌詞にもありましたが、人の言葉でこんなにも人の心や歌声が変 わるものなのだなと感じました。 というおてがみでした。 無断でここに引用して済みません。が、私も実は感激したのです。 学校名は入れてありませんので、先生、どうかお許し下さい。 それから小学校の先生から 「励むの詩がとてもよい作品で子どもたちに紹介したいので活用 させてください。」 というおてがみをいただきました。 とても嬉しかったのでご紹介いたします。
2005.7.19
ブログを始めました。このページはこれ以降ブログのページに移行します。
あ、このページも残します。
ブログはエッセイ。その他思いつき、ひとことはこのページです。
2005.6.14
梅雨になってしまった。
どうも体調がすぐれなくて、鬱陶しい。
こんな時は、庭のアガパンサスの花が一面に咲くのが待ち遠しい。
数年前、一鉢戴いた花が年々増えて、今年は見事な眺めになるだろう。
カサブランカの花も今年は立派なつぼみをつけてくれた。
ぱんぱんにふくらんだ、あじさいもいい。
つゆ空に映える花はあでやかだ。ブルー系の存在感のある花が
多い。
これから夏になるまで、むしむしとの葛藤である。
2005.5.21
フラッシュ画像をいれようとしたら、このソフトは対応していないと言うことがわかり
ました。残念です。なんとかしなくちゃ・・・
こんど新作の楽譜とCDがあれやこれやで5曲出ることになりました。
その前に決まっていた組曲5曲と合わせると、全部で10曲。その上新作発表
が組曲4曲決まっているから、計14曲。これはすごい!
季刊の「詩のリーフ」第4号を出しました。「朱夏号」「白秋号」「玄冬号」そして
今度の「青春号」。
これで一年たったわけです。個人誌です。もし大切に読んでみたいとおもわれ
る方はお申し出ください。無料です。
2005.4.23
ある会への出席を兼ねて、京都の春を味わってきました。
このところ年2回は京都へいっています。
ほんとに京の都は、はんなりとした雰囲気で好きです。
まだ初夏というにはほんのチョット早い、新緑が芽吹いたばかりの若々しい木々の
間に、八重桜が重そうに花を付けています。
『都をどり』の季節で、祇園の歌舞練場では舞妓さんのお披露目の舞台も、あでや
かでした。
仁和寺の広大な敷地と、背丈の低いがゆえに、仰ぎ見る必要のない御室桜の
林もいとをかしく、
また黄色の花の鬱金桜、緑色の花をした御衣桜などがあって、目を楽しませてくれ
ました。
極めつけは金閣寺。全焼し復元されたきらびやかさは何度見てもハッとし、胸を
うたれます。衣笠山の緑を借景にして、快晴の空と陽光に燦然と輝く姿は、
ひとしきり室町時代の栄華を見た想いでした。
2005.4.8
さくらの花が満開の時を迎えました。
日本人はほんとうに、桜の花が好きです。
私の家からマイカーで10分足らず走ったところに、ちょっとした桜の並木道があっ
て、そこが隠れたお花見場所になっています。
ちょっとしたと言いましたが、T字型になったその道は優に計2キロはありますから、
往復4キロ、見事な桜が道の両側に続くところをゆっくり往復すると、なんとも豊か
な思いになります。
T字の横一棒は土手に沿った道で、お花見客がビニールシートを広げることが多
いのですが、縦一棒にあたるところは案外人が訪れないところで、隠れたといった
のは、そんなわけがあってのことです。
他にも都内のS区はT撮影所の掘り割りに映る桜並木が見事だったり、こちらも家の
近くなので、必ず訪れます。
またしばらく桜を追ってあちこちをさまよう私です。
2005.4.2
花筏・手折り桜・熊野桜(ゆやざくら)・花吹雪・緋毛氈・みやび・百花繚乱・
お花見・桜餅・遊山・春爛漫・花野・古都・川遊び・筍ご飯・花の宴・春野菜
マロニエ・花霞・割籠・曲げわっぱ・型染め・小粋・離れ・時間旅行・そら豆
おぼろ月・屋上庭園・グラス・プリンセスローズ・
桜のはなを手折らずに花を我が手に、という楽しみ方を、昔からの日本人
がそうだったようにしみじみと考えていたら、つぎつぎと色んな光景が浮か
んで来て一つの物語になりました。
皆さんもこのことばをキーにして、物語を組み立ててみてはいかが?
2005.4.1さくらの季節になりました。 気象庁の発表では東京の靖国神社でのソメイヨシノが三つ開花すると 開花宣言になるそうで、30日がその開花日だということでした。 三つ開花というのは、あくまでも普通の枝に咲くと言うことで、 神社の屋根にのびた枝に咲いたのは数に入らないそうです。 これはたぶん太陽の照り返しで、屋根の上は暖まるからそれだけ 開花が早くなるからでしょう。 気象庁の技官が、1日に2回午前と午後見に行くのだそうで ああ何て素敵な習わしなんだろうと、思います。 国家公務員というお堅い立場が、春霞のもわっとしたやさしさで 包まれる感じがしますね。 まだ見頃になるのは数日かかりますが、身近なところで お花見しようと、今から楽しみです。
2005.3.27
愛地球博が始まりました。
私もいつかそのうちに行ってみたいと思っているのですが、予約していかない
となかなか入場出来ないそうで、その予約も1ヵ月先まで一杯と聞くと、
いつにしたらいいのか困ってしまいます。
35年前の大阪万博の折は、とにかく暑かったこと、パビリオンからパビリオン
へ行くだけで疲れてしまったこと、行った先の行列の長かったこと、が強烈な
印象として残っています。
でもやっぱり未来を見据えた世界からの発信と、あの昂まる雰囲気は、一種
独特なものがあって、こんどの愛地球博への熱烈なラブコールになっていま
す。
自然との共存といういま一番ホットなテーマは、未来を担う子どもたちに、
しっかりと伝えていかねばならないことです。
私は歌の中にも、その精神を取り入れて、昨今は特に熱意を込めて書いて
います。
地球の温暖化、異常気象、等、近頃の便利な世の中が当たり前になったこと
に起因する様々なことを、人間はもっと反省し人と自然のあるべき姿をしっかり
と見極めなくてはいけません。
ちょっと前までは人と人とのふれあい方、コミュニケーションの中身、友情、
学校でのいろいろな出来事を、最も大事なこととして詩にメッセージを託し
てつたえてきました。
もちろんそれは今も変わらず、いえ、これからもますます必要なことでは
ありますが、この愛地球博を時代を映し出す鏡と捉えて、私たちのこれから
をみんなで語り合うのもいいのではないでしょうか。
2005.3
随分時間がすぎてしまいました。こんな筈ではなかったのに、そして何も
感じなかったわけではないのに、なまけものという他ありません。
でも大忙しでした。
次から次へと原稿書きやら、パソコンの仕事やらと、大変だったんです。
好きな映画も「オペラ座の怪人」しか見られなくて、「アレキサンダー」と
「レイ」は、もうあとほんの僅かで終わり・・・どうにも見られそうにありません。
そんな中、先日東京都中学校音楽創作コンクールの、発表会に行って
きました。
私ほか数人の課題詩に生徒達が曲をつけて、競う会です。
もう10年以上も毎年毎年開かれて、聞かせてもらっていますが、いまさら
ながら中学生の作曲のレベルの高さには、感心させられます。
課題詩だけでなく、器楽や歌曲、学級歌など、とりどりの創作ワークで力作
がずらりと並び、現代っ子の感性の良さがよくわかります。
小さいときからお稽古ごとで習ってきたものの上に、自分が耳できく豊富な
音楽が重なり、その上に指導者である学校の音楽教師の的確な導きが
あってのものでしょう。
将来はどんな人になるか、ほんとうに楽しみな時間でした。
作曲家にならなくとも、大臣になっても、研究者になっても、弁護士になっ
ても、ケーキ職人、町の工場主、勤め人、とかでも豊かな心で楽器を扱い
ひとときのまどろみの時を過ごす人になれるなんて、この子たちはしあわせ
を約束されているなあ・・・と、なんとも豊かな気分になりました。
地球上の、どの子もみんなこんな風になれたらいいですね。
いやなことも、恐ろしい事件もみんななくなって、すばらしい世界ができる
なあって・・・・
しあわせをポケットいっぱいつめて、鼻から口からいっぱいすってきました。
2004.10 来年福井県で開かれる「国民文化祭ふくい2005合唱の祭典」 のメインで歌われる組曲に 山本瓔子作詩、松下耕作曲「心の中の綺(あやぎぬ)ーーふくい・いろど りーー」が決まりました。 これは「芽生え」「崖の花」「金色の実」「とても大切なもの」 の4曲プラス「風のめぐるとき(予定)」の5曲からなります。 合唱団の皆さんも歴史にのこる演奏をと張り切っていらっしゃい ます。 私も松下先生の曲が楽しみで、ドキドキしています。
2004.10 やっと少しだけHPの手直しを始めました。いつも急いで チョコチョコとアップロードしているので、統一性がなくて 、スミマセン。そのうち、ものすごい素晴らしいHPに生まれ変 わりますからお楽しみに!!!
2004.9 少しHPのリフォームを考えています。 ずいぶん長い間このタイプを続けてきたけど、 見づらい所を、もう少し洗練された物にしたいと思います。 何しろ忙しくて忙しくて、暇がないけど、頑張って少しずつ替え てみます。 先日小学2年生の子が、私の詩を読んでもらい、涙をためて 「この詩、好きだ」と言ってくれたとか。 詩を書く喜びを感じます。 新作をいっぱい発表して行くといいのだけれど、ちょっと思う所 があって、控えています。 もし私の詩集をご希望でしたら、是非是非ご注文下さい。
2004.8 私の詩集を出版してから早半年が経ちました。 好評とは聞いていましたが、紀伊国屋本店へ行ってみました。 3冊が平積みされていましたのに、もうありません。 お店の人に聞いてみたら、パソコンで調べてくれて、 みんな売り切れだとのことでした。注文をうけてくれるとの ことでした。 前から企画していたのですが、新作の発表にひとつの道を つけようと、こんど「詩のリーフ」を作ることにしました。 季刊で私の作品を3〜5編載せようと思います。 印刷したもので百人ほどの知人と、熱心な読者の方々にお配りし ます。 今年8月夏号スタートです。ご希望の方はお申し出くだされば差し 上げますので、住所氏名をお知らせください。
2004.7 ちょっと必要があって「山本瓔子」で検索していたら随分沢山の ページに繋がることが解って、びっくりしました。 ついでにサーフィンしていたら、私の詩(曲)をさがして いらっしゃる人を何人か見つけました。 メールでお返事しようとしたら、繋がりません。 そこでふと、私のCDにのっている作品名を全部お知らせすべき だと思い至りました。 これから折をみて記入して行きますので、ぜひご覧ください。 (ほんと ボチボチになりますがお許し下さい。)
2004.1 (先のお母様のメールの後、本人から来た物に対して出した 返事の抜粋です)メールありがとうございました。 お母様からお聞きしていたのと、今回の私の質問にたいする お答えとで、少しあなたの人物が解ってきました。 中略 手の空いたとき、好きなときにメールくださいネ 私も都合のつくときだけ返事します。 あなたのメッセージを詩にしてみました。 遊びよりも ある人から 好きな遊びはなんですかと 質問をうけた でも私は 遊びよりも 本を読んだり CDを聞いたり チェスをしたりするほうが好きだ 一人とか二人とかで 静かに過ごす時間が好きだ そのなかで自分がふくらんでいくのが 解かるから
2004.1(ある母親から受けた相談に対して送った返信です) メール拝見しました。 お母様の苦悩ほんとによくわかります。 お嬢様自身も苦しんでいらっしゃることでしょう。 まず、詩を書こうと思わないことです。 短い作文を書くつもりで、率直なことばを連ねて行くことです。 もう少し年齢が低ければ、断片的にお子様が しゃべったことを、お母様がメモをとってあげると 案外、詩になる言葉を発するもので ツバメはペンギンの赤ちゃんみたい とか スイカの中に種さんがねている とか 洗濯物が泣いている などと それをメモをとってあげるのもいい方法ですが、 #年生ほどになるとちょっと無理もありましょう。 ただ会話のなかの、ほんのひとことでいい短いフレーズを探し 出してあげるのは とてもいいことだと思います。 お母様のメールを読んで、私なりに沢山の詩が 生まれましたよ。 白い紙 国語の時間 宿題に詩を書いてくるようにいわれた 何をかけばいいの? かくことなんて何もない 夜中の3時まで机に向かい 結局何もできなかった 次の日、白い紙のまま先生に提出した 黙る 私は 転校ばかりしてきた だから 人の前で発表するのが はずかしくてしようがない はずかしいことは いいたくなかった だからわたしはいつも黙っている 私のひみつ 私のひみつ だれにもいえないひみつ 学校で恥ずかしいことをしたくない 発表は上手にしたい みんなに笑われたくない いつもいい子だと思われたい こんな自分はウソの自分 だけどいつもウソの自分が チラチラチラチラ 顔を出して私をこまらせる 自分のありのままを出せたら どんなに楽だろうに こんなことを発表するのも恥ずかしいというようでしたら かぜをひいてねていると いま学校では何をしているかなあと 気になった 起きたくなった といった一言でもいいのです 私がお役に立つんでしたら、お嬢さん自身から1週間に1度 でも、自分のつぶやきをメールで送って下さい。 私との短いやりとりの中から詩になる言葉を見つけて お返ししましょう。 日記でもいい。私がいると思わなくても、独り言でもいい。 たった1行でもいいです。 私の今日の質問は 「何をして遊ぶのが好きですか?」
2003.11 早いもので今年も残り1ヶ月と少しになりました。 今年は三木露風賞を戴くという大きな出来事があったり、 詩集が3冊出版されたりと忙しい年でした。 なかでも「一万回のありがとう」は書店で平積みされることに なったり、 来年イタリア最大の文学コンクール「シャディール」 に招待されることが決まり、 フランスではルーブル美術館のカルーゼル・ドゥ・ ルーブルで作品集が展示販売されることも決まりました。 北海道の知床地方に取材にでかけたり、京都、姫路、神戸、新潟 群馬、埼玉と取材兼、講演兼、所用と駆け回って過ごした こともありました。 まだ今年中に仕上げなくてはいけない、合唱の超大作が残ってい ます。 これはある作曲家の「白鳥のうた」になるかもしれない悲壮な意気 込みに心打たれ、協力することになったものです。 ずしりと重みを感じています。
2003.8 わたしの歌「風のめぐるとき」を学校で練習しているという方から メールをいただきなにかアドバイスをということでした。 こういうご質問は非常に多いので詩人の立場からの一言を ここに記してみます。 一つの歌を歌うときまずその詩を理解しないといけません。 詩を声に出して何度も何度もよんでみてください。 強弱をつけて、大きな声や囁くような声で、雰囲気や感情を こめて読んでみてください。 みんなで研究しあうのも良いでしょう。読み方のコンクールを してこんな感じがいいと批評しあうのも良い結果がでます。 「風のめぐるとき」この歌は、ひとつの心象風景を歌ったもの でもあります。 人の心はいつも揺れ動いています。自然が四季折々いろいろな 風情を見せるように。 あるときは悦びあるときは悲しみ、感動したりどきどきしたり、 とても移ろいやす く、それは季節の移り変わりによく似ています。 そして人間は次第に成長していくのです。 生きている人間と生きている自然は、深くかかわっています。 自分の心の一断面を切りとって、当てはめて見るのも、好いで しょう。 たとえば人を好きになる思い・・・ 切ない泣きたくなる思い・・・ 好きだという強い激しい思い・・・ やがて泣けた思いは受け入れられてこんなに明るく 前向きになれた・・・と言った風に一歩前進して。 またたとえば、・・・ いさかい・・・ 心の葛藤・・・ 友と分かり合えて明るくなった・・・ でもいいでしょう。 またさらに 勉強が思うようにいかない・・・ 一念発起して・・・ やっと先が見えてきた・・・などなど。 一番自分にぴったりくるものを見つけて、この詩が解った ような気持ちになったらしめたものです。 そしたら今度は歌で合わせましょう。 感情表現をわすれないように、言葉の意味を理解して 表現すること。 Aの部分は、しっとりと、感情をこめて歌ってください。 雨の情景、心にしっとりと来るなにか。 それは各自が最もふさわしいものを、心に描いてください。 Bの部分は、力強く、心を込めて歌ってください。 山が燃える様を激しく歌ってください。鹿の野生を思い描いて 下さい。 A`の部分は静かに入って、AがBに変わった過程を思い描き ながら、静かに力強く、朗々と自分の心が前に向き、 上昇志向に変わっている様を歌ってください。 詩人側からのお願いは、先ほども言ったように詩を何度も 読み返し詩の心を理解していただくことです。 あとは楽譜にあるmpやmfや>記号そして(全力をこめて) (静かに)などに そって表現してみてください。それから発音はクリアに、 聞く人によくわかるように、揃 えるところは よく揃えてください。 どうか練習を繰り返して、納得の行く成果を収めて下さい。 ご成功をお祈り致します。 |