| 住所 | 金沢市片町2-23-12 |
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日本酒は石川の地酒のみ。風よ水よ人よ、黒帯、加賀鳶、菊姫、常きげん、天狗舞、手取川の7銘柄。他県のものだが、焼酎も豊富。店の前に「魚がたべたい」の幕があるように、メニューは魚メイン。
最初は加賀鳶(純米)、生ホタルイカ、自家製さつま揚げ、穴子いしる干し。加賀鳶は青リンゴ系の仄かな上立香。薄い黄色。水のようにスッと入り、後半、辛みが盛り上り、少し被せ込むように含み香が抜ける。キレという程ではないが、料理を軽くリセットする。生ホタルイカは少しバリバリした食感。張りがある。腸は仄かにクリーミィ。自家製さつま揚げは三角形の厚めのもの。タケノコが少し入っていたが、炙ったカマボコのような味だった。穴子いしる干しは張り、軽い弾力のある身。少し繊維質を感じる。白身の淡白な味だが、後味に軽いコクがある。コクは、塩味が支配的だが、磯の香のような幾つかの味が混ざった味だった。
次は常きげん(純米山廃仕込み)、こしあぶらの天ぷら、桜ますとろ、出汁巻き。常きげんは青リンゴ系の仄かな上立香。薄い黄色。柔らかい口当り。旨み基調の味だが、抑えめの程好い加減。最後に酸味が少し盛り上がる。含み香も丁度良い。前に出過ぎない食中酒だった。こしあぶらは山菜。茎が三本に分かれた形。山菜の青い香が広がる。許容範囲だが、僅かに衣が厚め。片面だけでも良いような気もする。桜ますとろはサーモンのような外観。強いコクはないが、程好い脂が口に広がり、不必要に残らない。出汁巻きは玉子の甘みメインだが、ちょっと抑え気味。出汁は背後で下支え。しっとりとはしているが、出汁が流れ出ない固さだった。
最後に御茶漬けを頼んだが、なかなか来ないので、そのまま、お愛想。接客そのものは良かったが、満員になると、ちょっと手が回らなくなるのかも知れない。