| 住所 | 金沢市木倉町5-3 |
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木倉町通りの中程。居酒屋割烹との事だが、普通の居酒屋。石川の地酒は菊姫、車多等の7蔵元二十数銘柄。
最初は常きげん(純米)、金時草、白子天ぷら、活ごり唐揚げ。常きげんはスーっと入り、酸味が現れ、その酸味に乗り、味が立ち上がる。スムーズだが、切れ込む感じはない。立ち上がった後、1テンポ遅れて、含み香が鼻に抜け、味と香が自然にフェードアウトする。上立ち香も仄か。ちょっと青リンゴの香。金時草はザクザク感が残り、後味に仄かな滑り。後半少し甘い酢の香、味が込み上げ、支配的。もう少し抑え気味であれば、バランスが良かったと思う。もっとも酢の物はそういうものと言われれば、そのなのかも…。白子天ぷらの白子はプリっとしておらず、緩い餡子のような食感。白子のコクは軽め。口の中に広がり、歯茎の裏側にまとわり付く感覚はあるが、頬の奥、舌の付け根に差し込む程ではなかった。薄い色のタレは抑え気味の味だったが、バランスは取れていた。活ごり唐揚げは3匹。腹ビレが広がり、オコゼのミニチュアのような姿。ごま油を使っているのか、コクがあり、バリっとした食感。身そのものの味はタラのような淡白な味。付け合せはシイタケ、シシトウ×2、麩。塩は抹茶塩だったが、特に抹茶塩でなければならない理由は見当らなかった。
次はのど黒焼き、ブリ大根、甘えびみそ。のど黒は日本海側での通称。正式名称(和名)は赤ムツ。身離れの良い身は基本的には淡白な味だが、脂が乗っており、銀鱈のようなコクがある。ブリ大根は小さな鉄鍋に入ったもの。固形燃料で温める。大根は直径6cm、高さ4cmのものが1つ。ブリは扇形。骨は噛むと缶詰の魚の骨のようにゆっくり砕ける。どの部位だったのだろうか? 甘えびみそは直径3cm、長さ6cm程の搾り出したような円筒形。トロみがあり、片栗等で固めたものと思われる。味噌の濃さは丁度良かったが、少し塩分高めだった。最後は鴨治部煮。具はシイタケ、すだれ麩、鴨肉3切れ。後味が少し甘いが、鴨の脂等の甘みではない。ちょっと苦手な味だった。