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いたる

公式サイト酒と人情料理 いたる
住所金沢市柿木畠3-8 (本店)

2006/12/28(Thu) 雪

2年振りの再訪。日本酒は18種類。石川の地酒は7種類。

最初、常きげん(山廃純米)、ブリ大根、のどぐろ塩焼きを注文する。常きげんは青リンゴ系の上立香。ちょっと柔らかく入り、旨みが少しコンパクトに盛り上がり、抜ける。最後に微かな辛みを感じるが、全体的に円やかな酒だった。ブリ大根のブリは締まっているが、スカスカでない。脂は少なめだが、コクがある。のどぐろも脂少なめ。ムツのコクも軽めで、白身魚のスッキリした味がメインだった。

次は竹葉(純米吟醸)、ポン酢白子、出汁巻き。酔っ払い蟹。竹葉は少し柔らかく入り、味が立ち上がり、そのまま、キープし、スっと抜ける。コンパクトだが、味の持続が少し長い。もっとも、結構、酔っていた為、自信なし。ポン酢白子は程好い酢の効き具合。味は付いているが、酸味は弱く、酢を意識させない。白子の少しクリーミィなコクを楽しめた。出汁巻きは前回同様。酔っ払い蟹は、香箱ガニを純米酒に漬け込んだもの。身は塩分が支配的。カニの塩辛的。内子も塩分が支配的であったが、クリーミィなコクも残っていた。

2004/10/08(Fri) 雨

カウンタは12席程。日本酒は北陸の銘柄中心。1種類だけだが、芋焼酎もあった。

最初、常きげん、サンマ塩焼き、小坂れんこんのテンプラ、アジのたたきを注文する。常きげんはフルーティな上立香。しかし、料理を邪魔する程でない。口当りは軽いが、スーっという程でない。僅かに芳醇で柔らかい。切れも緩やか。仄かな酸味を伴い、フェードアウトする。サンマ塩焼きは皮がパリっとしており、キツネ色の焼き色が付いている。詳しく見なかったが、串を打っていたので、遠火の強火で焼いたものと思われる。適度に脂が落ち、残っている。エラ付近から尾の付近迄、均等に火が通り、身もワタも程好い締まり具合だった。小坂れんこんは加賀野菜。歯応えがあるが、柔らかい為か、サクサク感はあまりない。仄かに粘りがあるような…ちょっと自信がない。レンコンの甘みが良く出ていた。アジのタタキは、味噌と和えたもの。アジの脂の乗った味が先行、0.5呼吸して、味噌の甘みが現れる。最後に味噌が追い付き、アジに巧く拮抗していた。

次は一番だし巻き玉子、金時草(きんじそう)の酢の物。だし巻き玉子はしっとりしているが、箸で切っても、中身が流れ出さない絶妙の柔らかさ。出汁はベースに隠れ、玉子の甘みが前面に出ていた。サンマ塩焼きの時もそうだったが、付け合せの大根下しは水分少なめの繊維質。箸で少し摘もうとしても、絡まって、中々千切れない。付け合せというより、もう1つの具のようだった。金時草も加賀野菜。最初、茎先が紫がかったワカメかと思った。翌日、実物を見たが、葉の面が少し艶のある緑、裏が少し濃いめの紫だった。ザクザクしていないが、歯応えは残っている。青菜の仄かな香の後、モロヘイヤのようなトロみが現れる。酢は香が少し強めで、許容範囲だがちょっと甘い。青菜の香を生かす為、香はもう少しだけ抑えめの方が良いと思う。

店内は落ち着いた雰囲気。料理は素材重視の薄味。地元の酒、野菜が多い為、観光客としても十分楽しめた。

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