| 住所 | 金沢市片町 |
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老舗料亭(北間楼)の1階との事だが、テーブル席の奥の広間は、床の間にテレビが置かれ、旅館の宴会場のような感じ。加賀自慢と熱燗を注文する。
加賀自慢は、冶部煮、フグの糠漬け、ゴリの佃煮、胡桃煮、ゴリの白味噌汁、ズワイガニ、お造り、鯛の唐蒸しの8品。ゴリの佃煮は甘みが強過ぎて、ゴリの味がしない。胡桃煮は程好い甘さで、胡桃のコクが残っていた。フグの糠漬けは薄切りで、ビーフジャーキーに近い食感。魚というより肉に近いような味だが、それ以前に塩分が支配的で、糠の匂いは仄かだった。
冶部煮は、竹の子、生麩、椎茸、鶏、春菊の茎、すだれ麩。個人的には猫舌なので、許容範囲だが、少しぬるかった。一般的にはNGだと思う。鶏は程良い柔らかさで、鴨にはかなわないが、それなりに旨みが出ていた。春菊はパリパリ感が残っており、良いアクセント。生麩はモチモチしているが、すだれ麩はややザラ付いており、つみれのような感じ。個人的には好きな食感だった。
鯛の唐蒸しは数切れ。温め直したのか、中のおからが仄かに温かい。おからの味が前面に出ているが、鯛の味も残っており、良いバランス。個人的には、銀杏が2個入っていたのが嬉しかった。また、脇のバイ貝も温かく美味しかった。お造り(鰤、ヒラメ、海老)、ズワイガニは可もなく不可もなく。ゴリの白味噌汁はやや甘口。ゴボウの千切りも入っているのだが、合っていないような…感じ。ゴリは4匹で、骨ごと食べられ、程好い軟らかさだった。
郷土料理を網羅しているのは嬉しいのだが、もう一押し欲しいところ。特に、冶部煮はもう少し熱いものを出して欲しかった。